思考の断片-いろいろ
商社の営業事務だったときのこと。自分よりも10ちかく年下の同僚が、営業に「めんどうなことを頼んでしまってごめんね」とかなんとか あやまられたときに、こう返した。「いえいえー、お仕事ですから。」それを聞いて、この子は おとなだなあー と思ったこと…
しりあいにすすめられ五木寛之の「親鸞」を読んでみている。三部構成になっていて、各部上下巻の全6巻。そのうちの第一部上下巻を読み終えた。ものすごくおもしろくてページを繰る手がとまらない、とまではいかないが、主人公の親鸞の ゆくすえが気になり、…
きのう、平清盛の全盛期(爛熟期?)にあたる時代をえがく映画「地獄門」をみたところへ続けて、人にすすめられてきょうから五木寛之の「親鸞」を読みはじめたら、こちらは平清盛と後白河上皇の関係が悪化し、平氏にあらずんばの時代にかげりがみえはじめるこ…
2週間くらいまえに道でつまずいて足首の靭帯を何本かいっきに切る、すなわち重度の捻挫というそこそこのケガを負った。(いつも思うのだが、遭遇するトラブルとその結果のバランスがおかしい。)あんまりまじめに養生しなかったのでお医者さんに叱られたし叱…
足を傷めているし 天気もやや荒れていたからここ2日は遠出をせずにおいた。本を読んですごした。ゲド戦記で涙ぐんだ。受講中のシュタイナー講座のテキストになっている、「教育の基礎としての一般人間学」「自由の哲学」にくわえて「いかにして超感覚的世界…
人は、みずから設定した、こうあるべき的枠組みにみずから入っていくくせに、その枠のなかで苦しがる。枠外だと感じることも、やっぱり苦しい。子どものときにはゲームの何を持ってる どんな家に住んでるお母さんお父さんが何してる 誰が好ききらい・・・余…
ルドルフ・シュタイナーの、講読講座を受け始めた。会場が近くてありがたい。昨年暮れに倒れて仕事を辞め 体は壊れて動かず心もなんだか死にたいおもいにさいなまれなにもかも失ったみたいなかなしいきもち。それでも ぼんやりする頭のなか、勉強したい、と…
働くことが、しんどいだけのことだというわけではありえないはずだ。働いてきて困らされたこと、体を壊したことは多々あった。それらは今このように考え込むきっかけともなったがいつでも、楽しく刺激的だった。働くことのつらさきつさをだれもが言う。でも…
活字にふれるようになってからこのかた、自分の生活に反映させるなにかをえるためという頭で、本を読んだことは、ほとんどなかったようにおもう。本を読んで、それでなにか考えたことがあったとすれば「読んだ本のこと」であり、こういうことを読んだ、だか…
前回まででの思考は性急にすぎたかも。慎重に考えていくつもりだけれど、前回までとつじつまがあわないことを考えるかもしれない。ここまで考えてきたように、いまの自分には仕事と遊び、働くことと休むこと といったような対比的なもののみかたがうっとうし…
「仕事と遊び」「働くことと余暇」だれに教わったわけでもないのに、そんなふうにセットでとらえる思考のありかたはおそらく、仕事、働くことがまずあって、それから生まれたものではないか。働くことがうまくいくように、より生産できるように、より利益が…
自分にとって前職は「生きがい」であった。多分だが、いままでもずっと、仕事をすることそれじたいを、「生きがい」として心のなかに位置づけてきたとおもう。遊ぶことがきらいなわけじゃない。が、遊びって、これはこれでけっこう大変だ。せっかく遊ぶのだ…
日曜日。散歩。小林賢太郎さんの舞台2回め。藤田和日郎「双亡亭壊すべし」8巻もおもしろかった。
ルーブルでは館が特定の人に、モナ・リザの模写を公認するとか。史上その特権をえた人はシャガールと、斎藤吾朗だけ。goroh-saitoh.com 赤に心が温まります。赤といえば、漱石の「それから」。はじまりとおわりが、赤い!冒頭にこう。・・・彼は胸に手を当て…
カラヴァッジョが絵と人とふくめて好き
きょうという日曜日
マリー・アントワネットの映画を観た。村上龍の本を読んだ。
休養中の身だが、休養していない。じっとしていることに耐えられないためだ。月曜から金曜まで動き回っている。土曜も日曜も動き回っている。まわりに心配をかけている。そりゃそうだ。ほんとうはだれもいない、なにもない部屋で、日がな ねっころがっていた…
死んでしまいたいというよりは、漠然とただ消えたい、いなくなりたいというきもちだ。そのきもちは とてもつらいもので、つらいきもちにあえて自分をおとすことで生きていることを実感したい、つまり 消えたいとおもうことは 生きたいというきもちの裏返し、…
きのう 外出時に体調を崩してからおちつかず外出予定をほとんどとりやめて家で寝てた。近所をすこし散歩はした。帰りに図書館に寄った。クロイツエルソナタを光文社古典新訳文庫で読んでみることにした。でも まえに(トルストイじゃないが)誤訳だらけだと…
つまんないこと気にする、それが人間。気にしなくていいよって まわりが言っても始まりません。気にならなくなるまで努力するのか、自分には解消できないとあきらめて、今後も気にするのか、気になるけどそれが何か!?と居直るのか、道はさまざま。ただ、は…
先日 神保町で伊藤整の有名な 「文学入門」の54年版がずいぶんお買い得におもわれるお値段で 出ていたため購入しておいた。つい数日前 講談社文芸文庫のを図書館でかりてよみなおしたばかりだった。それに、古書は 立ち読みするものでそう気軽に 購入するも…
気づいたこと。なんらかの「対立」に直面したときの自分の対処方法として特徴的なこと、または行動のクセ→なにはともあれ 一対一で、真正面から向き合って、本音で話し合おうとする。 相手の事情やきもち、タイミングなどを考えることなく。 そうすることが…
よみにきてくださって 本当にみなさま ありがとう。それにしても長くなってきました。毎回かるがる6000字超え、ほっとくとすぐ1万5000字。人が1分間でむりなく読んで内容を理解できる 母語の文字数は平均たしか600文字だったか。それから考えますと、みなさ…
だれよりも大切におもう人が寄せてくれた厚意を、やさしさを、思いやりをわたしはけっきょくのところ すべて無視した。何度となくさしのべられた手を とろうとはしなかった。無視していなかったら どうなっていたかなとおもう。手をとっていたならば どうな…
「100人の死は天災だが、1万人の死は統計にすぎない」・・・本人「我々は誰でも等しくアイヒマンの後裔、少なくともアイヒマン的世界の後裔である。我々は機構の中で無抵抗かつ無責任に歯車のように機能してしまい、道徳的な力がその機構に対抗できず、誰も…
多くのかたが当ブログにお越しくださりたちどまって読んでくださっていることをしかと 把握しております。心より感謝申し上げます。今まで基本的にまったくなんの内容もない・・・誰もかなしませないけど 誰にも求められておらず誰のことも楽しませない、み…
今後の身の振りようについて考えた。 そんな気力がすこしわいてきたので。
自分の思考、自分の志向と信じてきたものが、よくよく考えてみると どこかのだれかのお仕着せだったかもって おもうことがある。嫌われたくないばかりに 受け入れてもらえそうな考えを さも自分のものかのように語り怒られたくないばっかりに それを回避でき…
衆院予算委員会議事録。家が燃えかけた。シューズブランド「マノロ・ブラニク」創始者のドキュメンタリー映画の感想。