BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

240508。

YouTubeとかで、
カルトやマルチに勧誘されたらどうする? みたいな内容の動画や
ある種の組織やイデオロギーの信奉者だったけど辞めた人、
二世信者だったけど辞めた人、などなど
そういうのの動画を少し観てみている(昔からけっこう観てたけど)。
きのう観た動画は、かつて幼なじみから勧誘を受けたという人が、当の幼なじみ(いまは脱会している)とふたりで出演して当時の体験を語ってた。
そこで、
「『カルトでもなんでも、本人が入りたくて入ってて、そこで困ったことや傷付くことがあっても、それは本人の責任のことで、周りには全然関係がないから、本人の勝手だ。周りがとやかくいうことじゃない』という意見もある。でも、『周りには関係ない』なんてことはない。周りの人もとても困るし、悲しむ。悲しませないで欲しい」
ということを言っていた。

「悲しませないで欲しい」。

ほんとにそうだなあと いまのわたしは感じてる。

悲しかった。
そう思っていいんだなとおもう。

あの子と仲良くしてた期間は短かった。
いろいろ めんどくさいやつだなー笑 と思ったこともあったけど
楽しい時もいっぱいあった。
わたしが好きな古い映画や俳優の名前を知ってくれていてうれしかった。
本好きの友だちができたと思ってうれしかった。
友だちになったとおもってた。

断ってごめんね。
でも わたしじゃなくても良かったんだろうなとしか思えない。
悲しかった。

たぶんあなたは 寂しさとかつらさとか怒りとか
人生への不満をかかえているんだろうな、と
それくらいは わたしもわかってる。だけど、
「わたしと遊んだりして楽しく過ごすなかで、心が少しでも軽くなれば良いな」とか
友だちだったら当然思うようなことを
思うことができない。ごめんね。

もう会えない。さびしいよ。