BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

230204。

きのうは、昼間は元気で体調になんの問題も感じなかったので駅前のカフェにいって『ケーキの切れない非行少年たち』とフェルディナント・フォン・シーラッハの『テロ』を読み終えた。

夕方からジムに行って体を動かした。そのときも元気だったんだけど、帰る頃からすこし、おなかの調子が悪いかんじや、視界が暗いかんじや、まわりの音が異様にうるさく聞こえるかんじや、理由もなく涙がでまくるなど、変なかんじになってきた。家に帰ってからはあまりよけいなことをせずに早めに横になった。

夜は、生理前のためか腰(股関節付近)が痛くて、うまく眠れなかった。耐えることがイヤになり、深夜に起き出して、鎮痛剤をのんだ。すぐに楽になってそこからはまあまあよく眠れた。

 

『テロ』を読んでしまったから、フェルディナント・フォン・シーラッハの、邦訳出版されているものは、もう全部読んでしまったことになる。あと1作だけ、ドイツ本国で出版されているものがあるので、原語で買って、辞書ひきながら読んで、翻訳がでるのを待つしかないなあとおもっている。シーラッハにかんしては、シーラッハもすばらしいのだが、その邦訳をすべて手がけている酒寄進一氏の翻訳も、ほんとにすばらしいんじゃないかなあと感じている。わたしはすっかり惚れてしまった。酒寄進一氏の、シーラッハ以外の翻訳作品も読んでみたいなとおもっている。Wikiでしらべみたところ、80年代なかばごろから翻訳業をはじめていて、絵本や児童文学作品からスタートしているみたいだ。とりあえず読めるものはぜんぶ読んでみようとおもい、図書館で、翻訳第1作である絵本作品を手始めに、翻訳業初期のものを10冊ほど予約してみた。アメリ現代文学の著名な翻訳家である柴田元幸氏の翻訳業と比べると仕事の数はそんなには多くない(でも多いけど。)ので、がんばれば網羅できるとおもう。わたしは絵本とか児童文学とかにはぜんぜん関心がないのだが(わたしにも児童だった時代があるはずなのだが、児童だったころも、絵本や児童文学に興味を示す子どもではなかった)、好きな酒寄進一氏の訳でいろいろ読んでいけば、何冊かは、「これはいいな」と思うものも見つかるかもしれない。