BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-『ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから』-201001。

原題: The Half of it
アリス・ウー 監督・製作・脚本
2020年、米

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Netflixで『ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから』を観た。
ディテールにニヤニヤしながら観た。
字幕と日本語吹き替えと両方観た。
両方観といて良かったなと思っている。
字幕だけだとニュアンスとか文化的背景とか
なんだかよくわからないところがある。
言葉が伝わりきらないからこそ映像から読み取ろうとしたとき、
映像のなかにいろんなだいじなことが埋め込まれているのを
知ることができる。
日本語吹き替えで観て、言葉とかニュアンスの理解が補強されると
今度はこの映画がどれほどセリフに言葉に
こまやかに気を配っているかがよくわかる。
でも映像でも言葉でも伝わりきらないところが必ずある。
目と耳以外のいろんな感覚で自分なりに理解していく。
べつに、この映画じゃなくても、そうしているんだろうけど、
この映画では特にそういうふうに、
自分がいろんなアプローチで映画を観ていることが意識されて、
おもしろく感じた。