BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

夢-221016。

夢を見た。

このところ、一人でバスに乗って、国内のどこかに(いつも同じ県のような気がする)出かける・・・という設定の夢を頻繁に見ており、今回もそんなかんじで、バスに乗っていた。

海水浴場に行きたいらしかった。

目的地に到着した時はもう夜になっていたけど、月が出ていて、あたりは明るかった。

バスターミナルから直接、海水浴場に出られるようになっていた。海水浴場への連絡口にむかう途中に、大きな食堂とお土産売り場があり、その一角に本棚があって、古本が何冊もつまっていて、誰でも好きに読んで良いらしかった。

わたしは上のほうを見ようとして棚をよじのぼった。けど、何の本も手に取らずに下に降りた。

連絡通路を進んで海水浴場に出た。夜でも多くの海水浴客で賑わっていた。わたしは「海だ、海だ」とひとりごとをいいながら浜辺に向かおうと歩き出した。

そのとき雷鳴がきこえ、たくさんの人のどよめきとほぼ同時に落雷があった。叫び声が聞こえた。波打ち際のあたりが一瞬強く光り、白い煙が立った。周辺にいた人は、何が起こったのか理解するのに時間がかかっているようだったが、こっちにむかって走って逃げてくる人も大勢いた。

月明かりの下、小さい子が波に揺られ、そのまま沖の方にさらわれていくのが見えた。雷の直撃をうけたか海水を介して感電して意識を失ったようで、人形のように力なく、波間にぷかぷか浮いていた。近くにいた人の何人かが、小さい子を救出するために、海にとびこんでいった。あたりは大騒ぎだった。

わたしが立っていたところと落雷の現場は200メートルは離れていた。わたしはお土産売り場に駆け戻り、そこにいた店員さんたちに事情を話し、通報を頼んだ。

お土産売り場や食堂にいた人たちは、外で何が起こっているか、まだ知らないみたいだったので、わたしは彼らをへたにパニックにさせないようにできるだけ小声で話したほうが良いかなとか、一応考えていた。

でもそんなようなことを迷ったのはほんの一瞬で、しまいには、もうこの人たちにどう思われたとしてもかまわない、という気持ちで、声を張り上げ早口で、外の状況を説明していた。店員さんたちは、わたしの話を聞いたあと、どこかに立ち去った。

わたしは本当にちゃんと通報してもらえたのかどうかわからなくて、ずっとハラハラしていた。

そこに、金髪のショートカットで水着姿の、小柄な女性が一人、食堂に運び込まれ、寝かされた。

彼女も雷に感電したらしく、全身がちぢこまって、眼を見開き、手足が細かくけいれんしていた。

誰かが彼女を介抱しながら話を聞くと、「雷が落ちた」というようなことを答えていた。ろれつが回っていなかった。

わたしは、あの流された子以外にも、雷にあたった人がいたんだなと思った。他にももっといるのかもしれないから、救急車が1台では足りないんじゃないかな、とか思っていた。

そこへ救急車と、警察のマイクロバスみたいな車両が到着した。あの流された小さい子はどうなったろうか、と思った。そこで夢が途切れた。

 

場面が変わって、わたしは同じ海水浴場にいたが、時間は昼間だった。

警察と救急車の人に、玄関マットくらいの大きさで、厚さ5ミリくらいの、ラバー製のシートをわたされて、それを胴体に巻き付けるように言われた。

わたしのほかに2人、同じようにシートをわたされた人がいて、その人たちはもう装着が終わっていた。巻き付けかたを教えてくれた。

すぐ近くで救急車と警察の車両がエンジンをかけてうなっているので、まさかこの薄いシートみたいなのは防護服で、車にぶっつけられるか、踏み潰されるのかと思ったが、そうではなくて、大勢の人にかこまれて小石とかゴミとかを投げつけられるのをかいくぐりながら、あらかじめ決められたコースを走り抜け、3人で順位を競うという、ゲームみたいなものだった。

頭上からも物を投げられるので、胴体にシートを巻き付けるだけじゃ、たりないんじゃないかなとおもった。ゲームが始まった。ゴミとかを投げられているのだが、不思議とイヤな気持ちはなかった。足が遅いわたしは、首位ではなかった。石とかゴミは、一つも当たらなかった。