BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

夢-221021。

夢をみた。

大学の階段教室で、何日もかけて、仲間と、なにかの発表? の準備をしている。階段教室は、いまはその発表かなにかの準備のためにわたしたち用に開放されている。みんな自分の荷物とか、準備に必要なさまざまなもの(紙とか文房具みたいなもの)を、そこにおきっぱなしにしていて、通ってきているので、いちいち片付ける必要がない。だから部屋は雑然としている。みんなで打ち合わせをするときは、リーダーが教壇にたち、メンバーはみんな階段席にすわる。席順が決められている。名前の五十音順だったかもしれない。わたしは右隣の男性のメンバーと割に親しい。名前がおもいだせないが名字に「瀧」か「滝」が付く。よく一緒になんだかんだと会話をするし行動をともにする。おたがいに信頼関係があるような印象。

ある日、雨が降っている。その日は階段教室ではなく別の場所で作業をおこなうことになっている。わたしとその男性のメンバーは先に到着して空調を入れたり場所を広く使えるように机を移動したりしている。そこにひとり、ふたりパラパラとほかのメンバーも到着しはじめる。「瀧(滝)」なんとか君は「ハンガーラックをそこに移動しといてくれて助かった。みんな入ってきて上着をぬいだりするなら絶対そこだろうなとおもってたから」と言った。

わたしはハンガーラックを動かしてなかった。もともとそこに置いてあった。出入り口になりそうなドアが何箇所かあったので確かにどこからみんなが入ってくるかを考えておくべきだったのかもしれない。言われて気づいた。でも、ハンガーラック動かしてないよ、もともとそこにあったよとは言わなかった。言えば良かったなー、とそのあとずっと思って過ごした。

次の日の作業場所もそこだった。

いつもの階段教室ではないから打ち合わせをするときは平場の床にイスを並べて座って行う。席順はいつもの階段教室のときのにならっている。

その日、わたしたちが行っているなにかの作業の監督? のような人に声をかけられた。女性で、高校の時の選択科目の古文の担当だったシモヤマ先生に雰囲気が似ていた。みんなが作業をしているところから少し離れたところに連れて行かれ、そこで「今度の打ち合わせから、席を他に移ってもらうことになったので、しらせておくね」と、小声で知らされた。そこにホワイトボードがあり、席順を記載した紙が貼られていた。「瀧(滝)なんとか君と席を離れてもらうことになったよ。あなたはこっちで、瀧(滝)なんとか君はこっちに行ってもらうことになるよ。彼にも知らせておくね」と紙を指し示して教えてくれた。

わたしは、なんとなく、そう言われるだろうということが前もってわかっていたような気がした。だから寝耳に水っていう感じではなかった。予測していた悪い事態が予測していた通りに目の前で展開されていき予測していた通りに自分の心が傷ついていくのになすすべもない、という感じで、何かとてもかなしんでいた。だけど、指示に従う他はないという気持ちだった。「うしろめたいことを隠していたからこうなった」という気持ちがあった。あと、心をみすかされていたことに気づけていなかったことや、たぶん周りに良くは思われていなかった、ということが、恥ずかしかった。

そのあとで、メンバーみんなでのいつものミーティングの時間がやってきた。

わたしは監督の人に指示されたとおりの席についた。瀧(滝)なんとか君のほうに目をやると、彼は変更前のいつもの位置にいた。変更後の位置に彼のために用意されたイスは空席だった。彼の表情はわたしのいるところからは見えなかった。

変な夢だった。ほんとうは意味もよくわからない。けど席を変えるよと指示をされた時のあの自分の心の傷つきようはとてもリアルだった。なんだったのかとおもう。

「わたしはハンガーラックを動かしてないよ、もともとそこにあったんだよ」と言うべきだったのに言わなかったから席を離された、と、わたしは考えていた、ということだけはわかる。

なんなんだ笑

正直でいつづけることのご褒美、という感じだったのだろうか。「瀧(滝)なんとか」くんとの関係は。