BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

親切-200312。

今日、外出先でフラッシュバックを起こした。
自分に何が起こっているかわかる状態だった。
しばらくは意識が保てていなかったとおもうが
周りの人が話しかけてきた時には受け答えができた。
だから軽い方だったとは思う。
だが、少なくとも30分は動けなかった。
通りすがりの中学生か高校生と思われるグループが、
わたしがおかしいことに気付くと、
駆け寄ってきてくれて、親切に介抱してくれた。
近くの「ドン・キホーテ」に駆け込んで
店員さんを連れてきてくれたり、
ペットボトルのお水を買ってきてくれたり、
自分も寒いのに上着を脱いで着せてくれたりして
わたしがある程度調子が良くなるまで、ずっと
協力して行動しながらみんなで一緒にいてくれた。 
わたしの手が震えるのを
マフラーでぐるぐるまきにしたうえから
女の子たちがみんなで両手で包み込むようにして
あたためてくれた。
店員さんに、救急車を呼んだ方が良いですかと聞かれた。
体の病気ではないことを自分では知っているから、
呼んでくれなくて良い、と答えた。
でも、予定を全部とりやめて、すぐに帰宅することにした。
店員さんが、お店の車で駅まで送ってくれた。
歩いても5分くらいのところだったがお申し出が心強かった。
フラッシュバックを起こした時、自分が
客観的に見るとどういう風に見えるのか、
今まで、知るチャンスがなかった。
それを知りたいと思っていることを思い出した。
店員さんが車を取りに行ってくれている間に、
学生さんたちに、
「どういう風になってた、倒れてた?」と
聞いてみた。
「しゃがんで、眼をつぶって、手で耳をふさいでた」
「小さな声で何か言ってて、
 ポタポタ垂れるくらい汗をかいていた」
と言われた。
これは体調が悪いとかいう感じよりは
頭がおかしい人に見えるたぐいの姿だと思う。
そんな風になっている人に、良く、怖がらないで、
話しかけようと思ってくれたなと思った。

ともあれ、やっと、自分がフラッシュバックを起こした時に
周りからどう見えるのかについての情報が得られた。
何もわからなかった時よりは進歩だと思った。

車に乗るところまで彼らは見届けてくれた。
「家でいっぱい寝てください」と言ってくれた。
そうしたい。

一緒にいてくれてほんとにありがとう。