BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-『一度も撃ってません』-200719。

阪本順治 監督
2020年、日本

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脚本は『探偵物語』『野獣死すべし』の丸山昇一さんだ。

大した話じゃなかったけど
最初から最後まで楽しく観ることができた。
話がすごく良くまとまっていたのだと思う。
しかるべき脚本、
しかるべき役者さん、
しかるべき仕事がなされ、
しかるべき結果が出た映画
って感じだ。

こういうので良いんだと思う。
何時間でもニヤニヤして観ていられる。

佐藤浩市と、彼の息子さんの寛一郎
会社の上司・部下役で出演してた。
実は映画観てた時にはそのことに気付かなくて
寛一郎って何か聞いたことある名前だな、と
あとで調べたら佐藤浩市の息子さんだった。
三國連太郎のお孫さんってことか。
わあああ。スゴイ。
そういやちょっと三國連太郎の若い時に
似ているよな。
と言ってもビルマの竪琴とかでしか知らないけど。
顎が細い所とか鼻筋がすっとしている所とか。


市川(石橋蓮司)がマッチを使って
タバコに火をつけるしぐさが 良かった。

個人的には
バーのマスター「ポパイ」(新崎人生)と
ヒットマン今西(妻夫木聡)、
今西の彼女のシングルマザー(井上真央)が
なんか好きだった。
市川の妻(大楠道代)も良かった。
いくつになってもどこか少女のようで、
ヤキモチ焼きで生真面目、ゆうずうがきかず、
世間知らず・・・って感じのキャラ。
「今度うちに遊びにきてね!」
「絶対行かな~い(笑)」
どうでも良いのだが、このやりとり、
キャラクターの性格が良く出ていたと思う。

ターゲットの投資詐欺師(江口洋介)が
足しげく通っている教会、
すごく古くて味のある感じの建物だったが
どこの教会なんだろうな。

もう一回くらい観ても良いな。
でも今度はDVDで良いな(笑)