BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

他ブログ更新中-『ミッドサマー』レビュー-200310。

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あーーー
めちゃくちゃスゴイーーーーーーーー

わたし、こういう、
「何か明らかに、描きたいことがあるんだな」
って、わかる映画が観たいんだよ。
(もちろん、そこに確かな技術力が伴っていて欲しい)
観る人がどう思おうが自分はこれを描きたいんだ、
っていうのがあって、
それを、力の限り投げつけてくる映画が好き。
まずはそこが絶対の条件。

観る人がどう思うかとか 
観る人が好むとか好まないとか
そんなもんはいいんだよ。
それはコントロールできないんだし。
作りたいものを作ってくれ! 

というか逆に 
作りたいものが特にないとか
貫き通すほどの力がないならば、
映画なんか作らないで欲しい。
作ってる人が全っ然 自分の作品を信じてないことが
伝わってくる映画が 昨今 目立たないだろうか。
そういうのは害悪以外の何ものでもない。

※めちゃくちゃ頑張って作って、熱意は本物なんだけど、
 壊滅的につまんなく出来上がった映画っていうのも
 まあエド・ウッドとかほどではなくても・・・
 この世にはあって、そういうのは 全然、
 世界から消え失せて欲しいなんて思わないのだが。
 そういう映画は
 「なぜ、この映画はダメなのに あの映画は良かったのか
  何があったからなのか、何がなかったからなのか」
 を考えるきっかけをくれる。
 また、心にざっくり切り込んでくる超傑作ばっかり
 観まくると 心も体も疲れてしまうのも事実だ。
 愛すべき駄作は クールダウンのためにも必要だ。
 えらそうなこと言いまくってるが(笑)

作りたいものを作ってくれ!

わたしは待っている。
たとえ誰も観なくてもわたしは観に行く。