BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

他ブログ更新中-『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』レビュー-200325。

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↑ 物語の核心に思いっきり触れて書いています。
読みにいらっしゃるなら、この映画を鑑賞してからか、
この映画を鑑賞する予定が今後まったくないか、の、
どちらかの時になさることをおすすめします。


わたしはこの映画が全然おもしろくなかった。
実のところ、そう感じたことを残念に思っている。
この映画になんとなく期待してたからだと思う。

今 自分が書いたこのリンク先の文章を読み返してみて、
気付いたんだけど
「時間軸の選択の誤り」と
「どの視点から語るか、の選択のまずさ」
に主要な問題を感じたんだな、つまるところ。
低俗な映画だったとか
悪質な映画だったとか言いたいのではなくて
不器用な出来だった、と言いたいのだ。
今になってやっとわかった。
マヌケだな わたし。

グザヴィエ・ドラン監督作品は
熱心なファンが多いと聞く。
この映画も・・・おそらくそうしたファンを中心に・・・
かなり好評のようだ。
だから批判するのちょっと怖気づいたことを告白する。
というか わたしもきっとこの映画のこと
良いと思うだろうなと思ってた。

もしかして自分の感覚が間違っていただけとか
観るべき所を自分が観ていなかっただけとか
物語上の事実をわたしが決定的に誤認しただけとか
いろいろなことを念のため自分なりに考えてみた。
けど やっぱ
たとえそれらの懸念が全部本当にその通りなのだとしても
わたしはこの映画が全然おもしろくなかった。
映画を観て抱いた自分の感想や 
今の自分の気持ちについてウソを書くことはしたくない。
それをやっちゃうとスっゴくあとで 自分がイヤになるんで。

ただグザヴィエ・ドラン監督の映画作品には
わたしもおおいに関心がある。
これから積極的に観ていきたい。