BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想『パヴァロッティ 太陽のテノール』-240326。

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わたしの好みの歌い手ではないんだけれども それだけに、よくかんがえてみたら、この人のことを全然知らないな、とも思って、観てみた。

 

魅力的な人物だった。


きらきらと乱反射してた。


素朴だけど複雑。


もろいところがある人だけど、その弱さをさらけだすことができる強さがある。


他者への無鉄砲なまでの信頼。


湧き水みたいにこんこんとあふれてくる愛情。


やることなすこと穴だらけだけど、彼がみんなをだいすきで、みんなも彼をだいすきで、彼が困ったときには、よってたかって助けの手が差し伸べられる。

 

人間、ってかんじの人だった。

 

あのブリリアント・ボイスには いろんなものが つまってるんだなー。

 

わたしは、もしかしたらまだ、この人の歌をすなおにたのしく受け止めることができるほど 心が成長してないのかもしれない。