BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

230219。

このまえ、寂しいという気持ちと老いてみじめに死んでいくことへの不安と、みたいなことについて書いた。あのときは、なんか、長く生きて老いて死ぬタイプの死についてしか、基本的に考えてなかった。けど、あした事故で死ぬかもだし、自殺をもしかしたら選択するかもしれないし、来週、背後から誰かに襲われて拉致されて森の中でひどいやりかたで恐怖のうちに殺されるかもしれないし、治らない病気などが見つかって、それが悪くなっていって、いまから4年後とかに苦痛のうちに死ぬのかもしれない。わからない。

だけど、そういう、わりと早いうちに死ぬかんじの死でも、わたし、あまり気持ちは変わらない。

やっぱり、「もう十分だ」とおもうし、死ぬことは解放につながる感じでとらえている。まあ、「えっ、あと10年くらい生きるのかなとおもってたのに、今死ぬのかよ! ちぇっ」みたいな気持ちを多少は持つかもしれないが。でも、たとえどんなに理不尽かつ不如意な死であろうとも、化けて出るほど悔しがりはしない。そんな印象かも。しらんけど。なんかわたしそういう人間かも。でも概念としての死とたわむれたことはあっても本当の死と向き合ったことはまだないとおもうからいずれにせよ確かなことは言えない。それに、死に対して、「苦痛からの解放」のイメージを見てはいても、その解放を求めて、いま自殺したい! とかまではおもってない。生きられるとおもううちは、まあいろいろつらくても、でも楽しいこともあるし、ふつうに生きれば良いと思う。ただ単純に、生きるだけだ。それだってけっこう大変なことだけど、生きるだけなら、できる。本当に死ぬときは、わたし自身がたとえなにを思おうと、どんなに死にたくなかろうと、どんな外的抑止力があろうとも、関係なく、死ぬ。