BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

230111。

きょうも体調は問題なく元気だった。あしたジムがお休みだから今日はいつもより少しだけ早く行って筋トレをしっかりやってから5.5キロ走った。ランニングマシンのテレビで『相棒』がやっていたので走りながら観た。途中からだったので、どういうストーリーかちゃんと理解できたわけではないのだが、見ず知らずの孤独な少年を匿って、この子のために奮闘する営業マンと、その恋人の人間ドラマが、なんか良かった。営業マンは、優柔不断でだらしなく、大事なときに怖気付いてラクなほうに逃げてしまうような男なのだが、優しくて純情なところもあり・・・という憎めないキャラクター。彼は、営業先の邸宅にいた孤独な少年と出会い、行動をともにする。少年の両親は別れており、父親はなんらかの厄介ごとに巻き込まれたのか最近まったく家に帰ってこないという。営業マンは、父親の身に何があったのかを突き止めようとして、危ない橋を渡ろうとする。唯一の特技である麻雀を活かし、悪い連中がたむろしている雀荘に乗り込んで一人勝ちし、さらった勝ち分を返すこととひきかえに情報を聞き出そうとする。まあ、ボコボコにリンチを食らって返り討ちにされてしまうのだが。ナヨナヨした性格の彼が精一杯の勇気をふりしぼるあの場面は、ありきたりっちゃありきたりかもしれないが、すごくグッとくるものがあった。営業マンを演じた役者さんもよかったけど、その彼女を演じた役者さんの演技もとても素晴らしくて、最後(ストーリーをちゃんと理解してたわけじゃないのに笑、)、ちょっと泣きそうになってしまった。あの役者さん、だれだろう。とても自然で、本当にそのへんにいそうなお姉さん、って感じだった。めちゃめちゃ良かった。