BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

さいきん-210322。

妙に忙しくて、落ち着いて何かを書こう・・・という気持ちになれない。

忙しいというか どうなんだろう、気もちだけが焦ってしまっているのかもしれない。

成果はあがっていないから。

 

とにかく、心が落ちつかない。不安で、なんだかかなしい気持ちのことがおおく、悪いことばかり思いうかぶ。

 

頭痛やら、めまいやら 「病気ってほどじゃないけど、なんか、なんとなく調子が悪い」みたいなこともずっと続いている。

 

季節の変わり目だから、こんなふうにもなるのかもしれない。

 

 

いちおう週に4冊か5冊は本を読むことはできている。

いま、ヘニング・マンケルというスウェーデンの作家さんのミステリー小説を読んでいる。

いずれにせよわたしは日本語訳されたものを読んでいるわけなんだけど、

やっぱり、ここまで立て続けに読んできた、アイスランドのアーナルデュル・インドリダソンや、過去に夢中で読んだスウェーデンスティーグ・ラーソンとは、全然、感触が違うのを感じる。

 

インドリダソンはもっと無骨で木で鼻をくくったような感じがあった。人の悪意の描写が執拗で隠微で生々しかった。

スティーグ・ラーソンは、話の進行が速く、タッチはどこかカラッとしていて、ウェットな心情描写をあまりしないが、時々入る、ほんのちょっとした、何かの行為の描写によって、人の心の変化とか傷とかを鋭く示してくるので、油断してるとこへドキッとさせられたりした。

 

ヘニング・マンケルは何か、「これほんとにスウェーデンの小説なのかな、アメリカか、もしかして日本じゃないのかな」って感じがするときがある。

ものごとや人の心の動きへのスポットの当て方、照らし方が、これまでに読んで慣れてきたアメリカとか日本とかの文芸作品と非常に良く似ていて、

その意味では、あまり新鮮味がないようだ。