BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

今日-201211。

銭湯でのぼせて、お風呂を出て脱衣場の籐の長椅子に横になって休んだ。少し寝てしまったが銭湯の番台さんが肩を軽くたたいて貧血起こしちゃったの? 大丈夫? と言ってくれ、たたんだバスタオルを枕がわりにわたしの頭の下にしいて、大きな毛布を体の上にかけて、ペットボトルのお水を持ってきてくれた。しばらく休んで、良くなってきたような気がしたので、体を起こして、しばらくぼーっとしていたら、番台さんが入ってきて、あら、もう大丈夫なの、まだ時間があるから寝ていれば良いじゃないの、ロビーのソファーで寝ても良いわよ、と言ってくれた。

まだ寝ていて良いよなんて、人に言ってもらったことは、今まで生きてきて、ほとんどないと思う。5歳の時に、祖母にそんなことを言われた覚えはあるが。そのときも今日と同じことを思って驚いた。寝ていても良いなんて考え方があるんだなと。

あたたかい毛布をかけてもらったとき、人の親切にふれて、うれしかった。番台さんがいつもカウンターのご自分の席でヒザにかけているものだったと思う。エントランスのすぐ近くなので自動ドアが開くたびに風が入り寒いから。

毛布をかけてもらったときに感じた親切は、親みたいな感じなんじゃないかなあと思った。