BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

「センチュリー・オブ・ザ・ドラゴン CENTURY OF THE DRAGON(1999)」

「センチュリー・オブ・ザ・ドラゴン」
(原題:CENTURY OF THE DRAGON クラレンス・フォク監督、1999年、香港
を観た。

www.allcinema.net





この映画のビデオテープの紹介文のところに
香港ルノワールの傑作」
と、きっちり大きく書かれていたが
それをいうなら「香港ノワール」だ。
ルノワールは・・印象派の画家の名前だろう。


うん、まあまあおもしろかった。

90年代後半か2000年になったかならないかくらいの映画みたいだけど、
ここにきてようやく、ようやく・・
「なにをやっているのか物語がちゃんと理解できる香港映画
に出会えた。

よく理解できた。

日本の昔のハードボイルドドラマが、
まさにこんなかんじだったんじゃないか、
とおもったけれども、
わたしは日本の昔のハードボイルドドラマをそんなに知っているわけじゃないし、
じゅうぶん新鮮で楽しかった。


潜入捜査でマフィアのメンバーとなり、
長年かけてボスの信用を勝ち得た、警官が主人公だった。
ボスは数年前に足を洗っており、いまや実業家として成功している。
ボスに接近することで情報と証拠をあつめて、
マフィアを一斉検挙する機会をねらっていた彼だが、
長年行動をともにするうちに、
懐が深く人格者のボスに情がうつってきてもいる。
今のボスはもう犯罪にかかわっていないのに、
マフィア検挙のために彼を利用しなければならない
警察の捜査方針を、疑問視している。

そんな折、ボスの身の回りで、不穏な事件が頻発するようになる。
友好的な関係にあったべつの組織のトップが何者かに襲撃され、
ボスがその首謀者として疑われたり、
家族が危険な目にあわされるなど、
マフィア稼業をすっぱりやめたつもりでも、
まわりがボスにそうさせてくれない。

やがて決定的なアクシデントがおこり、
激怒したボスは 以前の自分に立ち返り黒幕どもに復讐しようとする。

警官としてもボスを敬愛する一個人としても、
ボスに犯罪をおかさせたくない主人公だが、

はやく一斉検挙してしまいたくて焦っている、
あほな上司に足をひっぱられて・・


というようなストーリーだった。



おお・・
やればできるじゃないか。香港映画・・



潜入捜査官と、彼が取り入るボスとでは、
ボス(アンディ・ラウ)のほうが、役柄的に印象深かった。
知名度の高い俳優さんだけあって
ソフトのジャケットも
アンディ・ラウのセンチュリー・オブ・ザ・ドラゴン」
になっている。

でも潜入捜査官のほうもとてもよかった。

ふたりとも、もうちょっと地べたをはいずりまわって
キレたり叫んだり、あわてふためいたり
激しい演技をしてもよかったんじゃないかとは、少し思った。
けど、かっこよかったのでそこはまあいい。


ボスの奥さんは賢く度胸があってすてきな「姐さん」だったが
潜入捜査官の恋人のほうはチャラくって頭も悪そうで
「なんでこんな人がいいんだろうな・・」と正直おもった。
潜入捜査官の、男としての格が、
上がってみえる女性をつけるべきじゃなかったろうか。





そんなようなことはすこしは気になったが
総じて力作。おもしろかった。
内容をちゃんと理解できる香港映画を、やっと観られただけでも、満足。


こういうのもいいなあ。
これからは武侠もの、アクションものじゃない香港映画も観るようにしよう!