BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

フラッシュバック-181213。

今朝、
大型のフラッシュバック反応に
おそわれた。
眠っていて、悪夢をみていた。
そのつづきのようなかんじで、
目が覚めたら始まっていた。
寝てたのに大声で叫んでた。
自分の声で目が覚めたが
覚めてもまだ叫んでた。
起きてる自覚はあった。
外のどこかのお宅から
プラレールを走らせる
音がきこえてた。

ようやくなにもかもおわったとき
敷きふとんが、絞れるくらい
びっしょりぬれていた。
失禁とかではなく
汗と涙らしかった。
まわりをみわたすと
まぎれもなく自分の部屋であり
前職のオフィスなどではなかった。
デスクもMacもなかった。
プラレールの走る音だと
感じてたのは
ビニール袋が風をふくんで
バサバサいう音だった。
おとなりさんが、
外置きの洗濯機のふたに
雨避けのためにかぶせたらしいのが
はがれかけて、
重石の洗剤の容器ひとつで
かろうじて飛ばされずにいて
それが風になびいて
音をたてていた。
おちついて考えてみると
プラレールの走行音とは
ぜんぜんちがうが
フラッシュバックの発動の
トリガーになったとすれば
これなんだろう。

お風呂などで
誤って耳に水が入り
詰まったようなかんじと
耳鳴りが
ずっとつづくことがある。
フラッシュバックがおわって
もどってきたときのかんじって
あの詰まりがとれたとき
耳鳴りがやんだときの
かんじにすごく近いと
のんきにおもったりもした。

何分くらい経ってたんだろう。
時計の表示が
7時15分くらいなのを
確認した記憶があるが
それがいつのことかがわからない。

すこしおちついてみて
あらためて時計をみると
なんと始業時刻だった。
だが足が萎えたようになって
立ち上がることができなかった。
ついでに
涙がとまらない状態でもあった。
しかたなく会社に電話をして
通勤中に気分がわるくなったので
休んで快復してからいくと伝えた。
う・・・うそなんだが!
ふつうに体調がわるいといえば
すんだ、と、
電話をおえたそばからおもう。
会社のひとを困らせるだけで
ほんとうのことなんか
いちいちいえないと
まず思ったのが
どう作用したのかわからないが
「電車には乗ったのだが・・・」
的な
よくわからない
無駄なうそになってしまった。

体調がわるいといえばすんだ。

だれにもわかってもらえない。
本心をいうことは困難だ。
そういうきもちがずっとある
なんでそのようにおもうんだろう。

白湯を1.5リットル
2時間かけて飲んだ。
汗と涙で体の水が
たくさん出ちゃったから
脱水をおこすんじゃないかと
なんとなくかんがえて、飲んだ。
いつもこんなにいちどきに
水なんか飲まないから
きもちがわるくなり
もどしてしまった。

涙が滝みたいにでてまいった。
ひさしぶりに
ああ、最低だと、
つくづくおもった。
このくそくらえ感が
わたしを毎度苦しめる。

昼から出社した
会社にいくだけですごく疲れた
たのむからだれも
かまわないでくれと願いながら
机にむかって
指示されたことをやるだけで
せいいっぱいだった。
たまに立ち上がると
くらくらして倒れそうだった
家に帰ってすぐ横になったが
つかれているのに寝付けない。


以前よりはフラッシュバックが
おこる回数がへったから、
よかった、とか
そんなおりこうな前向き要素を
いちいちつけくわえる
気にもいまはなれない。

回数がへった、なんて
冗談じゃない。
気休めにもならない。
まえはゼロだった。
こんな目にあわずに
生活できてた。

なのに今は
1年たったいまでも
わたしだけ
まだ1年前にいる。
なにもないところで
ひとりで
のたうちまわって叫んで
子どもみたいに泣いてふるえて
すごくぶざまだ。
みじめだ、と心からかんじる。

だれにも理解してもらえない
だろうなあと感じることが
たいへん苦しい。


こう扱ってもいい奴だ、と
おもわれた。
いやならやめてくれと
一度でも言えばよかったのに
言えなかった。
ただ怒鳴られるのが怖かった。
生きている限り
こんなみじめだったことは
はずかしかったことは
わすれられそうにない。

過去のために現在まで
多分にそこなわれつつある。
それなのに
されたことを許すなんて。

このような目に
あわなきゃいけないほどのことを
わたしがしたというんだろうか。
たとえなにかしたにせよ
このような目に
あわなきゃどうしてもいけなかったとは
やっぱりおもえない。