BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

何回観てもハリウッド実写版ゴーストインザシェルはひどい-190612。

ハリウッド実写版ゴーストインザシェルを、
わたしの持てる忍耐力を総動員して
くりかえし観てみたがやはり、
壊滅的におもろないし、不快でもある。

退屈で寝てしまうので、
戻って、また観返したりして、
忌々しくも余計な時間がかかる。

おもろないことはしかたがない。
問題はなぜおもろないか、不快であるかだ。
やっぱそれは決定的に重要なところで
決定的にお寒い選択をしているからだ、この映画が。
そこがわたしをガッカリさせる。
他の部分がどんなに良くても
総体的にダメということになる。

問題の根幹といい「お寒い」感じの強度といい
ネバーエンディングストーリー
原作破壊伝説とダブって見える。

でもよく考えるとわたしも
攻殻機動隊の原作は知らないんだよな。
原作は士郎正宗のマンガなのであり
わたしは今のところアニメ版しか知らないんだから。

てことは、だめか。
少なくとも原作を破壊してるかどうかはわたしは
わからないのか。
じゃあ事情が違ってくるわな。
攻殻機動隊の作品展開って複雑だなー
自分が観ているのが原作と考えていいのか。
派生作品なのか。
アニメが先なのかマンガが先なのか。
マンガをもとに作られたアニメを
別のマンガ家がコミカライズしたのか。
あと、アニメも監督が違うと世界観がそれぞれかなり違う。
既出のシリーズのパラレルワールド、という
体で作られた物語なんだろうな、という作品もある。
人形遣い、と 傀儡廻、は明らかに
別物だけど関係してるし。

なんなんだ!迷路みたい!

わかるのは
まだ自分が作品全体のほんの一端を
かじったにすぎないことだ。

みんなが「攻殻機動隊」に夢中になるのもよくわかる。
通俗的すぎないところも、いいんだろうね。
絶対にふりむいてくれない片思いの相手みたいで^_^