BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

連休のおもいで-ラフォルジュルネTOKYO/散走-180505。

5日5日。朝早く有楽町に行き、
ラフォルジュルネTOKYO(丸の内エリア)最終日をひやかした。

www.lfj.jp

アブデル・ラーマン・エル=バシャが聴きたかった。
来日の機会は、けっしておおくない。

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このCD何回聴いたか。

www.japanarts.co.jp


すっきり辛口の音で、暑苦しい解釈はしないのに
おどろくほど支配的で意思の強い演奏を聴かせてくれる。
(無味乾燥とも言われるようだけど)

www.youtube.com

 

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彼のステージだけは1回でもいいから 聴きたかった。
だが 今年はついにチケットがとれず。

エカテリンブルクフィルハーモニー合唱団を聴いた。
https://beta.prx.org/stories/196216-dwf-16-22-yekaterinburg-choir-2-20-2017

↑ ここで聴けたけど いいのかなこれアップロードして。
リンクだけだからかまわないのかな(^^)??

正教の御法度にのっとる無伴奏の合唱団。
和声のうつくしさ、複雑さがなまなましくつたわる。

テノールの、ある団員さんに目がいった。
ひとことでいえば、風采があがらない。
小柄でやせ型、猫背。ゴーゴリにでてくる貧乏な小役人みたいだ。
表情に生気がない。目が死んでる。「どうしようもなくつまんなそう」。
楽譜を見て歌う合唱団なのに、彼だけなぜか譜面を持たず
両手をダラリとおろしていたのも、目立つ。

だが演奏を聴くなかで、
団員それぞれの歌声を分析できるようになってくると
この人がただの小役人ではなく
抜群に華麗なテノールの小役人だときづかされた。

全身からたちのぼる無気力感はお気の毒としかいいようがない。 
むしろ人一倍意欲的で、変人レベルでまじめな人なのかもなと
おもわされるシーンが多々。
後列のメンバーがソロを歌うために列を割って前にでてくるとき、
完璧なタイミングできっちりと体を横にし
彼らの通り道を作る。彼らが通りおわると
ドアのように ぱったん、と体をもとにもどすのだ。
ソロを歌うなどの活躍をしたメンバーは曲終了後に
シェフから紹介され、個別に拍手してもらえるが
そんなときにはどこぞの北の兵隊さんよろしく
様式美あふれる、パーフェクトに教練的な拍手で
率先して仲間をたたえていた。
歌うときに各自が自由に体をゆらしたり 身振り手振りをしたりする合唱団。
なごやかな雰囲気のなか、小役人さんだけが、死んだ魚の目で
正確無比なアンサンブルを生産しつづける姿は、わすれえぬ光景。

なんで楽譜もってなかったのか。
楽屋に置いてきちゃったんだろうか。もしそうなら
わたし本番当日に 家にリード忘れたことあるから人のことはいえない。

午後の予定まで時間があり、屋台村で軽いお昼にした。
混み始める時間帯のなか運よくイスがみつかった。
となりのイスも2つあいていた。
それらのうちひとつにバッグをおいて食事をとった。
すると、まもなく自分のまえに、
キャリーバッグをひき、片手に食事のトレイをもった
外国のご夫婦づれが。バッグをどかしてイスを空けたら
たいへんよろこんでくださった。だんなさんが
「ぼくもあなたが食べているやつにすればよかった。どこで買ったの」と。
直接ケータリングトラックまでおつれした。
だんなさんをつれてもどると、待っていたおくさんが
ロゼのボトルを移動販売で買い、グラスを3つもらい
一緒に、というしぐさをしてくれた。
ご夫婦はリトアニアのかたで、1月からずっと日本旅行中だそうだ。
1週間後に発ち、つぎはニュージーランドにいかれるとのこと。
バッグには特設店で購入したらしい
マリインスキー管弦楽団などのCDが何枚も入っていた。
おたがいに言ってることのたぶん2割もわかってなかったが
ボトルを開け 最終的には3人で「新世界」を大合唱。

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午後、明治神宮外苑までいき、サイクリングのイベントに参加した。
明治神宮外苑、南青山一帯を8キロくらいながすもので、
じっさいにはサイクリングほど本格的ではなく、
主催者側の造語で「散走」という。
(「散歩」の自転車バージョン、ということみたい。)

www.ove-web.com


とはいえ自転車は
11段階調節が可能なギア搭載のちゃんとしたスポーツタイプ。
わたしに貸し出されたのは真っ白のシンプルなデザインが
かっこよく・・・自転車 ほしくなった(^^)

自転車にまともにのるのはほんとにひさしぶりだったが
スタッフさんが列のあいだに入り先導・伴走してくれたため、
安心して走れた。
8キロは自転車だと あっというまで、
もっと走ってもよかった、というのが率直な感想。でも、
そうおもうくらいでやめておくのがちょうどいいのかも。

体を動かすのはたのしい。

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あとで この日のことを話したところ
友人に「飲酒運転じゃん!」といわれた。
いわれてみればそのとおりだ(^^)。