BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

ノイズキャンセリング・サウンド

おもに外出先で、周囲の話し声などが気になってしまい、心の平静を保ちたいのにできなくなることがあるので、イヤホンと、音楽やラジオをかけておくための端末は手放せない。じっさい、たいていは音楽か、ラジオのトーク番組を垂れ流しにしておけば事足りる。でも、音楽やトークは、ごく短い間隔だけどどうしても「間」がある。その間をかいくぐって、イヤホンの外の、聞きたくない周囲の音が、入り込んできてしまう。それが気になっちゃうくらい、気になっちゃうときは、さらなる奥の手がある。「サウンド・マスキング」「ノイズキャンセリングサウンド」「耳栓がわり」などのキーワードでYouTubeで検索すると出てくる音声コンテンツを、大きい音量で聴くことだ。効果を、かなり実感することができる。

 

ノイズキャンセリングサウンドとはどういうものかというと、たとえばナイアガラみたいな巨大な滝が落ちるときのドーーーッッッという轟音に似た音や、昔のテレビの砂嵐に似たザーッという音、厚みと広がりがあって一瞬も途切れることなくずっと耳を覆ってくれる音、そういう音が流れるコンテンツだ。

でも言ってしまえば音楽でもトークコンテンツでもないただのノイズなのに、そんなもの聴いて不快な気分にならないのかと、聴く前は思った。

けど、結果、ぜんぜん不快にはならない。

むしろ、これがあるおかげでだいぶ助かっている。

 

ただ、まわりの音が気にならなくなりすぎて、仮に周りで何か緊急の事態が起こったとき、異変を察知するのが遅れたり、病院の待ち時間中とかに聴いてると、自分の名前が呼ばれても気づけなかったりするかもしれない。活用する場面は、慎重に選んだ方が良いとはおもう。

 

https://youtu.be/IwwkOP4ZFug