BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

ヘルシングおもしろい-181028。

平野耕太ヘルシング」1巻
たのしめた
第4話あたりから
ドリフターズ」でなじみぶかい
セリフのかんじや 絵柄や
独特の効果音表現が
でてくるなと感じる

人の体の描きかたとか誇張のしかたが
モディリアーニとかみたいに大胆だ
アーカードアンデルセンのような
(なかば)人の形をした人外の者の
えたいのしれなさが
よくでているとおもう

セラスがかわいい。
インテグラの髪が原作では
かなりカールしていたと知った
アンデルセン神父のマッド感は
音も声も動きも色もないマンガでさえ
きもちわるいくらい伝わってくる。


作者が、あとがきで、
連載当時、おなじ漫画誌だった
トライガン」(内藤泰弘)
とかと一緒に載ることができて
感激した、といった意味のことを
書いていた。
わたしは「血界戦線」はだいすきだけど
トライガンはハマらなかった
平野耕太がリスペクトを捧げる
ようなものだったのかあ、と
正直おもった。


ヘルシング
OVAがすごかったということを
しょっちゅう思い出す。
今でも、いったいあれは
なんだったのか。と。
圧倒的におもしろかった
異常に凝ってて
どこをどうみても
抜群にカッコイイアニメだった。
でもいったいなんだったのか
あれはいったいなにが言いたい物語
だったのかと考えると
そういうのはとくになにもない、
っていうかんじがする笑。
わからないことはだいたい
わからないままだったし。
無内容かもしれないのだが
圧倒的だった。
あれはまた観たい。