BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-「インフェルノ INFERNO(2016)」-161113。

インフェルノ
原題:INFERNO
ロン・ハワード監督
2016年、米

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手紙は憶えている」がみたかったが 
都合がつかなかった。
「ジャック・リーチャー」も迷ったが
これはまだ公開されたばかりで、
次の機会でも間に合うだろうと感じたので、
本作にした。

原作は読んでない。
ラングドン教授シリーズ、ひとつも読んでない。
でも映画「ダ・ヴィンチ・コード」が
おもしろかったので。

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なかなかたのしかった。
でも よく考えると
ありきたりだった。
ああいうラストにしか、
なりえないとおもうし。

ダ・ヴィンチ・コードのときから
おもっていたのだが、
ラングドン教授の
キャラクターが、みえない。
宗教印章学の第一人者で
ハーバード大学教授。
まじめで良識的
おとなしく、それでいて活動的。
それはわかるのだが、
それだけではラングドンのことを 
どうにも思いようがない。
世間がなぜ
「ラングドントム・ハンクスの当たり役」と
評価するのかわからないし、ぴんとこない。
シャーロック・ホームズ
インディ・ジョーンズのように
クセしかない!みたいな
キャラを演じてくれれば
トム・ハンクス
それにハマっているかどうか
考えようもあるとおもうのだが。
しかしながら
わたしは
フィリップス船長や
キャスト・アウェイのチャックを
トムが演じていたことは
よくおぼえているが
あれがハマっていたかどうか、
といわれると
やっぱりよくわからない。
トム・ハンクスはどんな役柄も
自然になりきってしまうからなのか
逆にあんまり 
役そのものが印象に残らないようだ。
わたしは
キャプテン・フィリップスについて
キャストアウェイについて
語ることはできても
船長やチャックのことは 
よく覚えてない笑

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ラングドン教授という
頭のいいふつうの学者さんを
なんの違和感もなく
さらっと演じ切っているという
その点において
トム・ハンクスのすごさは 
だからもちろん理解できるが。

ラングドンの今回のライバルは
人類滅亡を企図する化学者ゾブリスト。
(ただしゾブリスト本人は
人類を滅ぼすことが悪いとは
おもっていない。彼は彼なりに
本気で人類のためをおもって
やっていたのだ。)
この化学者を
もっともっとすごい切れ者として
描いてほしかったような気がする。

ラングドンが優秀すぎるのか、
ゾブリストの仕掛けた幾多の謎が
いともかんたんに解かれてしまうので
「謎」感がすこしもかんじられない。
これではゾブリストが
大した人じゃないかんじがしてしまう。
もうすこし悩めよ。ラングドン
ただ、ゾブリストは、
映画をみていたかぎりにおいては、
あくまで化学者であり、
べつに宗教印章学やら
ダンテやらの古典に
ラングドンほど
くわしいわけじゃ
ないようだったので、
高度な暗号などはつくれなくても
しかたがなかったのかなとおもう。
いや、でも、ゾブリストが
そういうのにくわしくなくても・・・
いやいや、これ以上はやめとこう。

ゾブリストが
イスタンブールの地下に設置した
インフェルノ」が、
ただのよれよれの
ビニール袋に入っていたのに驚愕。
危なすぎる。
あんなものをビニール袋に入れて
不潔な水にひたしておくなんて。
いつ仕掛けたのかしらないけど。
計画発動より先に
イスタンブール
災害などがあったらおおごとだ。
ゾブリストの狙いは
人類の滅亡なのだから
自然災害で計画が予定より早まっても
結果オーライかもしれないが。

「100年後の人類の生存のために、
今、人類の半分を滅亡させよう」
という主張で 
熱狂的に支持されたカリスマ。
それなのに協力者がいない。
仲間が少ない。
インフェルノ」を
セキュアに設置するための
専用ケースくらい 
作ってくれる仲間は
いなかったのだろうか。
いなかったんだろうなあ。
インフェルノの発動スイッチの
ちゃちなことといったら。

そもそも
インフェルノ」を隠す作業も
ゾブリストがひとりで
やったことみたいだった。
その作業のようすを想像すると 
みじめだ。
孤独な人のようだった。
「あなたは正しい」
「あなたのことを支持する」
多くの人がそう言ったのだろうが
でもいざというときに
彼に協力して動いてくれる人は 
とても少なかった。
それをおもうと気の毒だ。

ラングドンと行動をともにする
医師のシエナ
フェリシティ・ジョーンズ
彼女はすてきだった。
だけど、
ラングドンのむかしの恋人?の
エリザベスのほうが
シエナよりずっと年上ながら
はるかに魅力的。

WHOのメンバーのブシャールを演じた
かっこいい黒人の役者さんは、
どこかでみたなとおもったら、
最強のふたり」の
オマール・シーだった。

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あいかわらず
ほれぼれするようなイケメンだ。

ところで、わたしには、
ラングドンがなぜ
ダンテのデスマスクを盗んだのか
最後までみてたけど
まったくわかんなかった!
なんで???
いくらあとで謝って返しても、
彼はあの美術館 
出入り禁止になっちゃったかもね。

インフェルノ
原作を読んでみたくなった。
きっと相当おもしろいだろう。