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BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

「インフェルノ」(2016)をみた。

インフェルノ」をみた。

www.inferno-movie.jp



「手紙は憶えている」がみたかったが 都合がつかなかった。
つぎに、「ジャック・リーチャー」をみようかなとおもったが、
これはまだ 公開されたばかりで、次の機会でも
間に合うだろうと感じたので、インフェルノにした。

インフェルノ」はなかなかたのしかった。
原作は読んでない。
ラングドン教授シリーズ、ひとつも読んでない。
でも「ダ・ヴィンチ・コード」がおもしろかったので
みてみた。
なかなかたのしかった。
でもありきたりだったようなかんじもする。
ああいうラストにしか、なりえないとおもうし。
ほかの道は選べないでしょ、だって。

ラングドンのはっきりとした
「彼はこういう性格のこういう男です」という
キャラクターが、わたしにはみえない。
宗教印章学の第一人者でハーバード大学教授。
まじめで良識的でおとなしく、それでいて活動的。
それだけではラングドンのことを どうにも思いようがない。
世間がなぜ「ラングドントム・ハンクスの当たり役」と
評価するのかわからないし、ぴんとこない。
もっとシャーロック・ホームズみたいな
インディ・ジョーンズみたいな
個性しかない!みたいなキャラだったらいいんだけどな。
トム・ハンクスの当たり役というならば
わたしはキャプテン・フィリップス
キャスト・アウェイのときのあのトム・ハンクス
すきだがな。
頭のいいふつうの学者さんというキャラを
なんの違和感もなくさらっと演じ切っているというその点において
トム・ハンクスのすごさは もちろん理解できるが。

ラングドンの今回のライバル、
人類滅亡をたくらむ化学者ゾブリストは
(ただしゾブリスト本人は人類を滅ぼすことが悪いなんておもっておらず
むしろ本気で人類のためをおもっての計画だった。)
もっともっとすごい切れ者として描かれてもよかった。

ラングドンが優秀すぎるのか、
ゾブリストの仕掛けた謎がいともかんたんに
あれよあれよと解かれていってしまうので
「謎」感がすこしもかんじられなかった。
ラングドンもうすこし苦しめよ~・・・。
でもゾブリストは、映画をみてたかぎりにおいては、
あくまで化学者であり、
べつに宗教印章学やらダンテやらの古典にラングドンほど
くわしいわけじゃないようだったので、
ラングドンを困らせるほど高度な暗号とかは
つくれなくてもしかたがなかったのかなとおもう。
いや、でもゾブリストがそういうのにくわしくなくても・・・
や、これ以上はやめとこう。

ゾブリストがイスタンブールの地下に仕掛けた
インフェルノ」が、ただのビニール袋に入ってるってのが謎だった。
危なすぎるだろ。あんなものビニール袋に入れておいておくなんて。
いつ仕掛けたのかしらないけど。
ゾブリストの計画発動より先に
イスタンブールにおおきな地震とか火事とかあったらおおごとだ。
そりゃゾブリストの狙いは人類の滅亡なのだから
そうなったって、結果オーライなのかもしれないが。
「100年後の人類の生存のために、今、人類の半分を滅亡させよう」という
主張で 一部に熱狂的に支持されたカリスマ、でありながら、
インフェルノ」をセキュアに安置するための
ケースくらい 作ってくれる仲間もいなかったのだろうか。
いなかったんだろうなあ。
それにインフェルノの発動スイッチのちゃちなことといったらなかった。

そもそも「インフェルノ」をイスタンブールに仕掛ける作業も
彼がひとりでこっそりやったことみたいだったし。
その作業のようすを想像すると とても物悲しいね。
たしかに孤独な人っぽかった。
多くの人が、彼のカリスマ性に酔いしれたらしく、
「あなたは正しい」「あなたのことを支持する」と
きっとそのだれもが言ったのだろうが
でもいざってときに彼に協力して動いてくれる人は 
ぜんぜんいなかったんだろうね。
それをおもうと気の毒だ。

ラングドンと行動をともにする救急医のシエナ
フェリシティ・ジョーンズが演じていた。
彼女はすてきだった。
けど、
ラングドンのむかしの恋人?のエリザベスのほうが
ずっと魅力的だった。
そりゃラングドンがほれるわなと。

WHOのメンバーのブシャールを演じたものすごくかっこいい
黒人の役者さんは、どこかでみたなとおもったら、
最強のふたり」のオマール・シーだった。
あいかわらずイケメンだ。

ところで、わたしには、
ラングドンがなんでダンテのデスマスクを盗んだのか
最後までみてたけどわかんなかった!
なんでだったんだろう
あんなことしたんじゃ、いくらあとで返却しても、
彼はあの美術館に 出入り禁止になっちゃったかもね。

原作を読んでみたくなった。
きっと相当おもしろいだろう。