BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-『きみの鳥はうたえる』走り書き-200626。

三宅唱 監督・脚本
2018年、日本

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柄本佑の演技がとても良かった。

まだ、一回ザッと観ただけなので
解釈が正しいか自信はないが 
主人公はそれまで何ごとにも、つゆほども、
興味を持ったそぶりを見せることがなく、
また、
「自分のしたことが他人の心に何らかの影響を与える
 可能性がある」
ということにさえ、興味があまりない様子だった。

それがラストになってほとんど初めて
あんなに激しく自分の感情と体、言葉を動かし
自分のしたことによって人の心が動くことを信じようとした。

きみの鳥はうたえる、の鳥とは
心、と取っていいんじゃないかとおもう。
てっきり動かないと思いこんでいた心や、
動かさないようにつとめてきた心も、
思いがけず動くことがあるのだ。