BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

250402。

なんだかとてもつらくて寂しい気持ちだった。家の本棚の前で何分もしゃがみこんでぼーっとして過ごした。諸星大二郎の『暗黒神話』をなんとなく手に取った。ベッドにもぐりこんで軽く読んでみた。読むのはとても久しぶりだった。あいかわらず、まったくわけがわからなかった。何回読んでも毎回わけがわからない。これを自分が好きなのかどうかもよくわからなかった。今日も、べつに理解しようと思って一生懸命読んだわけでもなかったから、まったく理解できなかった。でも、わけのわからなさに、今日はなんだか救われた。まんなかあたりまで読んで、わけのわからなさが限界を突破して、いったん読むのをやめたとき、ずっと寂しい気持ちやつらい気持ちだったのが、いつのまにかラクになっていることにきづいた。