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BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

「鍵泥棒のメソッド」(2012)考。

この前観た、「鍵泥棒のメソッド
(内田けんじ監督、2012年、日本)。

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movie.walkerplus.com


よかった
おもしろかった。


監督によるオリジナル脚本。


せまい世界のなかで起こる、地味でちいさな、事件の顛末。


日本製には日本製の
良さがあるというか。
地味な邦画ならどんなものでも良いかというとそうじゃないんだけど。


物語の最初のほうから、ちょっとした伏線がいくつもちりばめられていて、
それらがきちんとあとになって活かされていてよかった。
たいしたアレではないにせよ。


堺雅人が性格が悪くて怠け者でダメ人間で、観ていていらいらした。

広末涼子さんがかわいかった。
地味でよかった。

香川照之がすきだ。
この人、二枚目でもなんでもないし、
スタイルがいいわけでも背が高いわけでもないのだが
なにをやってもうまい。忘れられなくなる。
この映画で香川照之が演じた男は
頭を打って記憶を失くしてしまい、
自分が誰なのかを思い出すためにノートにいろんなことを書き付けていくのだが
(たとえば焼き鳥がおいしかったら「好きな物・焼き鳥」とか)
そのときの文字が美しかったので驚いた。
ペン習字のお手本のようなというわけじゃないけど、
すこしのクセがほんとに魅力的だった。

香川照之本人の筆跡なのか、確かめられなかったが
あんな字を書く殿方が身近にあらわれたら、わたしは惚れるかも


記憶をなくしているあいだの自信のなさそうなかんじと
自分が何者だったかを思い出してからのかんじと
変化のつけかたが、すばらしかった
目の力が違った



この映画にでてきたおもなキャラクターたちは
みんな、ある意味で役者なのだ。ということに気づいたとき、
「うわ。この映画、凝ってるなあ」
と感嘆。

人間だれしも人生というパーソナルな舞台の主役である、とよくいわれるが、
かならずしもそういうことではなくて
この映画では、みんな、役者なのだ。


ご覧になればわかるとおもう


すごーく地味なのでDVDでどうぞ




いやー それにしても広末涼子さんはほんとうにカワイかった。