おとといあたりから、YouTubeで(違法アップロードなんだろうけど)『トリビアの泉』のアーカイブを観ることにハマっている。
『トリビアの泉』は、20年くらいまえにやってたバラエティ番組で、視聴者などから寄せられるものすごくどうでもいいムダ知識(トリビア)を紹介したり検証したりする内容だった。
八嶋智人&高橋克実&タモリがプレゼンターで、パネリストが何人かいる。タモリさんとパネリストたちは、披露されるムダ知識を聞いて感心したりおもしろいと思ったら、手元のボタンを押すことができる。ボタンを押すと、20回までは「へぇ〜」という音が出る。「へぇ〜」が押された回数のトータルが一定の基準を超えると、そのムダ知識の提供者には、粗品が贈られる(何を贈るかはタモリさんが決める)、というもの。
最初は深夜番組で、人気が出てゴールデンタイムに進出したような覚えがある。
くだらねぇ〜笑
わたしとしては、
「コレラ菌の存在を否定するために、コレラ菌の水溶液を飲み干した研究者(と、その弟子)」
「最強のカブトムシを決めるワールドトーナメント」
「実物大のウルトラマンをA4印刷用紙で作るとしたら紙が○枚必要」
「食材を使って、石原さとみのくちびるのやわらかさを再現」
「映画『ラストサムライ』で、トム・クルーズが乗った馬に股間を蹴られたエキストラ」
「最強のロケットランチャーで最強の防弾ガラスを貫通させられるか」
「2時間サスペンスドラマの犯人役は新聞のテレビ欄の○番目に名前が載る確率が高い」
とかを、いまでもよく覚えている。
探したらそれらの動画もすべてちゃんと見つかって、観ることができた笑 すさまじいまでにどうでもいいネタを、めちゃくちゃ真剣に(だがいささか間の抜けた手法で)検証とかしていて、しかもすっごくお金かけている(高さ10メートルの下敷きを倒した時の最大瞬間風速を測るためにさいたまスーパーアリーナを2日間借り切ったり、再現VTRに出演する役者がムダに豪華だったり、石原さとみのくちびるを作るのに100万円かかってたり)。
また、なんといっても「へぇ〜」ボタンは、この番組のおおきな特徴だった。わたしの友だちのあいだでも流行った。みんな、相手の話がおもしろいとおもったら「へぇ〜」って言いながらボタンをパシパシ押す手真似をしたりしてた笑
バランス感覚にすぐれた、ユーモアたっぷりの編集が秀逸で、今観ても、ほんとうにおもしろくて、ゲラゲラ笑える。
そして、今観ても、ほんとうに、どうでも良い笑
あのころは、まだわたしも、テレビ観てたな。実家にはテレビがあったからなあ。