BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-『ソード・オブ・デスティニー』-210218。

原題:繁体字 臥虎藏龍:青冥寶劍
英題:Crouching Tiger, Hidden Dragon: Sword of Destiny
原作:王度盧、『鶴鉄五部曲』から『鐵騎銀瓶』
ユエン・ウーピン 監督
ジョン・フスコー 脚本
2016年、米・中合

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グリーン・デスティニー』(2000年)の続編だった。
ミシェル・ヨーがヒロインのシューリンをそのまま演じていた。
チャン・ツィイーは出てない(前作の流れからして当然だろうが)。
ドニー・イェンが出てた。
ドニー・イェンの顔が、わたしはあんまり好きじゃないが(笑)

映画としては、設定や脚本に、どうにも見過ごしがたい不備や不自然が
少なからずあったとは思う。

ティエ家が賊の襲撃を受けてから、メイ・スージョウら5人の義士が
ティエ家に集うまでの、時間間隔の問題とか、
スノーバースとウェイ・ファンの出生の真相のところとか、
ちょっとムリがありすぎた。
また、ティエ家の募集に応えてやってきた5人の義士たちが
活躍する所を、もっと観たかった。
シルバーダート・シーとフライングブレードの技が
完全にカブっていたのとか、キャラ設定がザツで残念だった。

でも、それでも観ていて結構楽しい映画だった。

おなじみのワイヤーアクションを駆使したバトルシーンは
なかなかカッコ良かった。
まだ、スノーバースを演じた役者さんは、ちょっと冨永愛さん
みたいな、雰囲気のある美貌だった。笑うと可愛かった。

前作『グリーン・デスティニー』は結末があまりに哀しすぎたので、
この続編で、その後を見届けることができて良かった。
シューリンとスノーバースの未来が開かれて良かった。
「見届けられて良かったな~」とか思うほど、
前作に思い入れがあったとは、自分でも思っていなかったので、
観始めた時、ちょっと心がウキウキしてる自分に気が付いて、
我ながら驚いた。