BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-『スリーピー・ホロウ』-201110。

原題:Sleepy Hollow
ティム・バートン 監督
1999年、米

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ジョニー・デップが若々しかった。
年齢的に今よりもずっと若いというのももちろんあるのだが
ジョニー・デップはほんとに出る映画出る映画
全部、その都度 美容整形でもしてるのかと思うほど
顔つきも印象も変わって見える。
「天才だけどややエキセントリックで案外怖がりな若手刑事」
の役を、結構楽しそうに演じていた。
その役柄がジョニー・デップという役者に
合っていたのかどうかというと、
なんかビミョーな気がするが。
でもそんなこと言っといてなんなんだが、
よくよく考えると、
ジョニー・デップに合っている役柄」って
どんなのなんだろう・・・
正直言うとジョニー・デップって、わたし、
大して真剣に役者をやっているように見えなくて、
そこがあまり好きになれないんだよなあ。
いつも、心ここにあらず的な風に見えないか???
なんか、自分のやっていることなんてどうでも良いと
思いながら演じているようにしか見えないんだよな。
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007年)
(これもティム・バートン監督作品だったが)
で主役をやっていて、歌ったりとかして
あれは観ていて結構楽しかったけど、でも
あれもなんかちょっと手を抜いているように見えたというか・・・
ジョニー・デップのファンは多いみたいだけど、
わたし、たいして好きじゃないな。
この役者について何かをまじめに考えたことないよ。
パイレーツ・オブ・カリビアン』とか
そんなに良かったかなあ(笑)・・・????

クリスティーナ・リッチも、
役柄によって別人かというほど印象が変わって見える人だ。
全然可愛らしくないように見えたり、
逆にまぶしいくらい可愛かったり。
この映画では後者だった。
すごくきれいだったし、
役柄が非常に合っていたように思えた。

この映画は さらっと1回で観るには
話がやや混み入りすぎの感があり、
夜中のだらけきった頭で観てると、
どうでも良い、としか思えず、
理解するのがめんどくさくなってくる感じだった。
でも昼間の多少さえている頭の時に
もう一度観返してちゃんと理解しよう! とか
そういう気になるかというと、特にならない(笑)

だがティム・バートン監督の映画らしく、
洗練されたスプラッタ描写やグロ描写が光ってた。
ぐちゃぐちゃして気持ち悪くて、できれば見たくないのだが、
なんか、出て来られると、それはそれで妙にじっと見てしまう。

木の根元の所が冥界と繋がってる、とか
あまりにも特異でおもしろすぎる発想に思える。
そういうのをあんなに念入りに映像にして見せられると、
どんなもんかと思ってつい見たくなる。

「検視中の遺体からそこそこ大きめの昆虫が出て来る」とか
絶妙に不快な感じを良く表現してくるよなと思った。