BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観始めた

友人に聞いて
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
というアニメーションを観始めた。

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tv.violet-evergarden.jp


人に薦められなかったら決して観なかっただろうなと
思うような絵柄だし内容だ。

だけどなんとなくジーっと観続けてしまうような所がある。
これから物語がどうなっていくのかなと思う。
まだ2話までしか観ていない。

2話のラストで ホッジンスが
ギルベルト少佐の消息について
「あいつはもう戻ってこない」
と言った。

回想シーンで、ひどいケガを負っている姿が見られた。
放っておけば命を落としてもおかしくないくらいの。
もし死んだなら、この場合ホッジンスは、
死んだんだ、と言うと思う。

戻ってこない、という言い方をしたのは
生きているが何らかの事情で二度と会えない、
といったことなのではないか。
だが そうだとしたらその事情とは
何なのか、が気になる。

実家が大変な資産家、または貴族のような家柄で、
なおかつ兄弟間に確執があることも、ほのめかされていた。
ギルベルトは、気が優しいのか何なのかわからないが、
実家を実質的に取り仕切っているらしい兄の言うことには、
それがどんなに理不尽な内容でも、逆らえない、
といった様子だった。

ホッジンスは、ギルベルトはあの家の人間にしては
骨のある男だった、と振り返る。
あいつはもう戻らない、と言った時、
ホッジンスは、心底悔しがっているような表情を浮かべていた。

そのあたりのことから想像するに、
ギルベルトは戦後、
家族の言いなりにどこか遠くに転地させられたか、
やりたくもない仕事に従事させられることになったか、
従軍中のケガや病気がもとで再起不能となったか、
未婚だったなら、結婚させられたのかもしれない。
ギルベルトはヴァイオレットをずいぶん
大切にしていたようだったので、
兄によって、彼女を心理的な人質にとられた可能性もある。
兄のほうは、あの少女に、
人質としての利用価値を見いだしていないばかりか、
一個の人間として見ているようにさえ見えなかったのだが、
それでも、弟がどうやらあの子を大切にしているようだ、
と判断すれば、ならば言うことを聞かせるために
あの少女を利用してやろう、と考えたかもしれない。

ケガや病気で本人にまったく判断能力がなかったなら、
家族の言いなりになったとしてもしかたがなかったと思う。
でもそれ以外の事情だとすれば、
家族に一度くらい抵抗してみても良かったのに、
そうしなかったから、今の状況となっているのだろう。
ホッジンスがあのように悔しそうな顔をしていたのは、
友人をふがいなく思っているからではないか。