BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

かえりみる

おわったことをいつまでも嘆いてもしょうがない、
それはそれとして背負って前に進もうと、
そんなあたりまえのことを考えられるときも、一時期よりは増えた。
いまや関知できないところにいってしまった人が
どうやら元気にしていると風のたよりにきけば
それだけでもずいぶんきもちは軽くなる。
光だ。いまでも。どうしようもない。

なにもなかったことにはもう死ぬまでできない。
なにもなかったころの自分をとりもどすことはできない。
忘れられさえすればほんとに、ほかにはなにもいらないのになあ。
短期間のうちに、いろいろありすぎた。
それらのうちのほとんどは、
「経験する必要あったのか、これ???」と
おもわずにいられないようなものばかりだ。
あったことを今さら否定してもはじまらないから 
まけおしみみたいに、前向きな意味づけを試みてしまうのだが、
わたしにしてみれば事実は心も体もギッタギタになっただけで
なにものこらなかった、というか、わたしが焼け野原(涙)。
自分ひとりの力だけで生きてきたような気で、
やっぱりいままではいたのかもしれない。
そんなつもりはなかったんだけれども、
こんなにまいってしまったのは
わたしが弱かったから、減菌室育ちだったから、
もろくて ものを知らなかったから、慢心してたから、なのかも。
自分の価値なんかたかがしれてるとわかっていたつもりでも 
やっぱりそうとはおもいたくなかったのかも。
そいつを思うとほんとうにはずかしい。