BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

寒い/血界戦線2期/パンクハザード編/アルトゥール・グリュミオー

冷えます。
家に帰ってきたらわたしの部屋に 兄が
暖房器具をだしておいてくれました。
11月までがまんしてみようかなとか 
むだな がまん大会の開催を
いつものように検討しなくもありませんでしたが、
それは そうそうにやめて さっそく使い始めました。


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内藤泰弘氏のマンガ作品
血界戦線」(ジャンプスクエア)の
テレビアニメーション版の第2期の放送が、
先日スタートしました。

さいきんけっこう忙しいせいもあってか
読むべき本がアホほどあるせいもあってか
マンガやアニメーションにふれる機会が激減していますが 
血界戦線」は 別格の感。
心から「やっぱり観たいなあ」というきもちが
わいてきて、録画しておいて、観ました。
とってもよかったです。
制作陣に よほどの切れ者がそろっていると推察します。
話のまとめかた、編集がうまいうまい。
原作が、おそらくストーリーテリング・・・
なんていうの、そのことを説明するのにその画?みたいな
その説明のしかただと つたわらなくないか、みたいな
なにかそのへんのところが 相対的にへたくそなんだろうと
おもいますが、
なにいってんだか 複数回も読まないと理解できないような
ところが多々あるのです、原作は。
(でもそこが不思議と 魅力にもなっている。)
それを アニメでは 原作のかんじを一分もそこなうことなく
一般的にわかりやすいようにうまいことやっていて
なくてもわかるところはさりげなくカットして前後をつなぎ
逆に 必要な補足説明は 加えてもうるさくない程度に さりげなくはさみ
・・・という 気の利いた仕事ぶりにただただ感心。
「ライツ、カメラ、アクション!」のエピソード、
「あ、こんな短い、ちょっとした話だったっけか。」と 
なんか改めて思わされました。
考えてみりゃ「こんな短いちょっとした話」です、たしかに。
映像はこまやかに描き込まれ 個性的な色彩感覚にあふれ美しく 
キャラクターたちは手抜きなく みんな生き生きと動き回り
観ていてそりゃもうとてもたのしい。
声の演技も 演じている人たちがたのしんでいることが
つたわってきて わくわくします。
時間やらお金やらといった制約が 
いろいろあるにちがいないなかで、これだけのことをやって
たのしい息抜きの時間をすごさせてくれる  
プロの仕事に脱帽。
毎週1回、30分もの時間を このアニメーションを観るために 
つかおうと、おもうわけですから。

エンディング音楽が岡村靖幸なのにもびっくり(^^)。



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仕事で必要になる可能性があるため
マンガ「ワンピース」をちょっとずつ読み返しています。
苦手なマリンフォード頂上戦争以降を重点的に。
これまで ぴんときたためしがなかった
「パンクハザード」編が
やっと なにか腑に落ちました。
パンクハザード編、わたし すきですね。
いいですね。すきだな。
チョッパーにあの紙切れをよこしたのは誰だったのかな。
透明人間みたいなやつだとすると アブサロムとか?
なつかしいですねアブサロム。スリラーバークの。
まあほかにも 透明人間とか神出鬼没キャラは
さがせば いるんだろうけど・・ ただ、
ドレスローザ編の冒頭あたりで、
アブサっていう新進気鋭の記者が急に登場していますよね。
あれアブサロムなのかなとおもって。
で、アブサロムがパンクハザードに潜入していたのかな。
わかんないですけど。


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やはりこう暑くなったり寒くなったりだと
まずいですね。体調をくずします。
こういうときはなにごとも 適当なところで きりあげて 
休息をちょいちょいいれていくべきだろうと考えます。
その適当なところでってのが 
できないから こまるんですわ!
じつのところ休息のとりかたが
よくわからないのですわ。
ペース配分とかってのが へたくそなんですよね。
自己管理能力 原則ゼロ、ということになります。
これでもけっこう 上達したほうだとはおもいますけども。
もういい大人なのにね。


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昨今いろんなことがあり、
ようやく、たまに、理解できるようになってきたのは、
自分はどうも考えすぎ、気負いすぎであるということ。
そこまで難しく考え込まなくてもいいということです。
何者かになる必要など ないんですわ。
それがどうも わかんなくて。
かっこわるいことですよ。ダッセーです(^^)!!
たしかめずにいられなくて。いろいろ。
でも、そんなときをだれしも経験してきていて、
(経験してきていて、というのがポイントだな。)
でももしかしたらいまこのときも
わたしみたいに進行形で「体験」している人も
いるのかもしれないということも 思います。
だから あらゆる意味において、
しんどいのは、なにも、自分だけではない。
ま、誰しもみんなだいたいこんなかんじ、って わかります。
生きることは苦しいことで、傷つくことそのものなんでしょう。 
理不尽だ。 かなしい。 できることなら解放されたい。
でもそういうもんなんだ、 ということのようです。
一方で、
かなしかったことも 長年かかえてきたことも
さいわいにして ようやく手放すことが可能になり
心がだいぶかるくもあります。
つらいことはあっても、 
いつかはらくになれる可能性があると
わかったわけです。
またすぐに 新しいつらいことが押し寄せてくるんですけど。
それがどうやら生きるということみたいです。

とか だらだら考えちゃってるところがまた
イタイかんじ(^^)!!


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音楽のこと書くことについて 
どんな意味においても 自信はまるでないですけれど
音楽にこのところ たすけられる面が多々あり。

じぶんが気に入っていつも聴いている音楽、音楽家、演奏家
紹介とか してみたいとおもいます。

このまえも中里学さんの「no reply」を
さいごのほうで一瞬 紹介しておきましたが。



york8188.hatenablog.com


今回はこれ

www.youtube.com


ブラームス
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団
エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮
1958年

あー。
いいーーー。これ。
好き。

わたしは弦楽器の音に ずいぶん長いあいだ、謎の抵抗感があって
そのころは、これなら聴ける、とおもえる演奏家も盤も 
ものすごくかぎられていたんですけれど、
このアルトゥール・グリュミオーという北欧の人の音は 
そのころから まったく抵抗なく楽しむことができ
それはそれはものっすごく 聴かせてもらってました。
うーん まとはずれなことを いっていたら
はずかしいんだけれど、
不要な冒険をしない演奏家だったのかな?とおもいます。
この人の演奏を聴いたとき、おもいうかぶワードは、
節度、抑制、理知、繊細、華麗、モイスチャー効果。
ロマン派の音楽で、あんまりゴリゴリ歌わずにおいてくれる。
かわりににじみでる 引き締まり感と「仕事きっちり」感。
おかげで心を音楽に ぽーんと投げ出して安心して聴けます。
オーケストラも彼とだと対話がしやすそう、むりがなくて。
自分の位置がわかっているというかんじ。
まわりもどうやったらこの人の演奏をただしく 
ひきたてることができるかが わきまえやすいのでしょう。
結果、バランスいいよなあ、ってかんじをうけます。
水分おおめ、エレガントな音色。
あと、ヴィブラートがね、そりゃあ華麗。
ちょっと波が細かすぎる気がすることもあるけど。
レースのカーテンが 5月の風になびくようすを
連想させられる 優美なヴィブラート。


わたしがそれこそ全面的に頼りきっている
ヴァイオリンの演奏家
じつのところグリュミオーではないんだけど、
ブラームスメンデルスゾーン
コンチェルトは
いつもこれ聴いてます。


いつまで できるかわかりませんが
しばらく 音楽の紹介にトライしていってみます。
クラシックはやはり万人受けはしないかな?