BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

おもしろい本屋さん-191102。

池尻大橋のレインボー倉庫内にある
かわいらしい本屋さんと
下北沢のブックショップトラベラーというところに
連れていってもらった。

rainbowsoko.com

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wakkyhr.wixsite.com

いろんなことをやっている人がいるものだと思った。
つくづくその人たちのことがまぶしかった。
何より、みんな自由で、自分のしていることに
自信があるらしいように見えるのがまぶしかった。

わたしは 自由かもしれないけれど 自信はない。

レインボー倉庫内のカフネブックスには
わりと言語文化、人権問題、国際問題、
社会福祉のトピックスに関する書籍が 
重点的に置かれていた気がする。
谷川俊太郎を主として 詩集も何点かあった。

「テロリストの息子」という
海外の書き手の手になるらしい本があり
立ち読みしてみたら かなりおもしろかった。
ぜひ最後まで読んでみたいと思ったが、
スマートフォンで調べてみたところ、
楽天」とかで、もっと安く入手できることがわかり、
このお店では買うのをやめてしまった。

別に買っても良かったんじゃないかなーと今は思う。
実際 楽天で安く買えることがわかったからといって
では「テロリストの息子」を今 
楽天で買いたいと思っているか、というと
思っていない。

大型書店じゃない こういう・・・
本のセレクトショップみたいな
「変わったスタイルの書店」に初めて来たせいか
どういう風に楽しめば良いのか
このときはなんかよくわからなかったのだろう。

次に行った
ブックショップトラベラーは 楽しかった。
ちょっとだけ、何らかの「勝手」がわかってきたのか
なんだかお店で過ごすことが
とてつもなく おもしろいことに感じられた。

また行きたい。
心ひかれるままに本を4冊も購入した。
すでに読み終えた。
種村季弘は翻訳の腕も超一級か~。
種村季弘好きだー!!

日本の詩集を数多く取り扱っている棚があり
そこにはわたしがすきな黒田三郎
とりあげているアンソロジーもあった。
黒田三郎だけの詩集や日記があれば
買いたかった。

わたしは詩をほとんど解さないほうだと思っている
詩が本当に好きで良く親しんでいる、という人と
もし話をしたとしても 多分ちっとも会話についていけない。
でも 学生時代に授業や教科書の副読本で読んだ
詩の数々は よくよく覚えている。
多分 学校の教材とかっていうのはそれなりに
良く考えて構成されているんだろう。
多感な時期の心に響く傑作が
きちんと集められていたんだと思う。
だからよく覚えているのだ。
黒田三郎、会田綱雄、中原中也高村光太郎
吉本隆明草野心平佐藤春夫なんかは 
好きだったりする。
高村光太郎佐藤春夫の詩を書き写した紙を
徒手帳や財布のポケットに入れて
持ち歩いていたこともあった。
なんだかよくわからないものだ。
詩なんかぜんぜん無案内です、というつもりなのだが、
たまにはちょっと詩でも読んでみるかな~という気分になった時
そのへんの書店に売ってる、有名な詩人の代表作をあつめた 
アンソロジーとかで十分なのか、と言われると・・・
これが正直物足りなかったりして
わからないにしても わかるにしても
中途半端。
中途半端って一番つまらないことだと思う。

高村光太郎黒田三郎くらいは
ちゃんと全部読んでみても良いかなと
今は思っている。

「ZINE(ジン)」という出版形態? を
きょう 初めて知った。
概念としては、一応それなりに理解したつもりだが、
もっと何冊も何種類も手に取ってみて
中身を読んでみて楽しんでみて 
初めて実感できるものだろうと思う。

ZINEを専門に取り扱う書店があるそうだ。

次の機会には そこにつれていってもらうことになった。

hataraku.vivivit.com