BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

抜き書き-渡辺京二「父母の記」-190704。

...今になってわかるのだが、その大勢出会った人のなかで、しみじみとなつかしく、よき人だったと思い返されるのは、必ずしも最も親しくつき合った人、最も関わりの深かった人とは限らぬのである。自分に対して正しく振舞って下さった人が誰であったか、誰をもっと大切にせねばならなかったのか、今ごろようやくわかって来るというのも情けない。...


渡辺京二「父母の記」-〈ひとと逢う〉