BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想・抄-『アラジン』『ゴジラ』『クローゼットに~(以下略)』『COLD WAR』-190701。

映画いっぱい観てる。
まだまだ観るぞ。

ここ2日間で観たものについて 
少しずつだけ感想を。

『アラジン』
原題:ALADDIN
ガイ・リッチー監督
2019年、米国

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ミュージカルシーンはゴージャスだし、
衣装はきらびやかで美しいし、
歌や音楽は感動的だし、
ウィル・スミスは生き生きとしていたしで
観ていてとても楽しい映画だった。
ただしストーリーのつじつまがユルすぎて
やや、看過できないレベルだった。


・・・

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
原題:GODZILLA: KING OF MONSTERS
マイケル・ドハティ監督
2019年、米

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ドラマもへったくれもない映画であることは
前作からちっとも変わってないが
怪獣バトルシーンがモノスゴイ!!
おっかなすぎて、映画館の客席で何度か叫んだ。
すさまじい迫力だった。
ほんとにいて、戦ってるんだとしか思えなかったもんな。
ゴジラがさ。
いないんだよ、あれ!全部CGなんだよ。
スゴイよね!
ところで、マディソンは結局、何者だったのかと思うね。
博士の娘というだけで、なんの技能も持たない女の子を
ことあのような危険な局面に至るまで、
なぜ一緒にいさせたのか。
テロ行為の陰で犠牲になる、非力な人びとの気持ちを
代弁させるポジションにしても・・・
子どもの扱いかたとして、とても現実的とは言えない。
あと、ボストンの放射能汚染 ヤバくないですかね。

・・・

『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』
原題:THE EXTRAORDINARY JOURNEY OF THE FAKIR
ケン・スコット監督
2018年
仏・米・印・シンガポール・ベルギー合作

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ライフ・オブ・パイ』(2012年)で
わたし一度、痛い目?みてるからね(笑)
警戒レベル上げてかかるよ、
フランスとかインドが製作にからむ映画は。
あの人たち、こういう脚本の達人だよほんと。
なにせインドは「千夜一夜物語」にだって
エピソード提供しているんだから。
ストーリーテリングの年季が違うよ。
それ知っているからね、予測していた。この結末を。
けどおもしろかった。
主人公のアジャがすごくいいキャラクターで。大好きだ。
ミュージカルっぽいシーンを楽しめたのも良かった。
「アーティスト」(2012年)の
ベレニス・ベジョが出てたのは驚いた。
彼女とアジャがダンスをするシーンは最高。
ところで、わたしは、アジャは今も独身だと思う。

・・・

『COLD WAR あの歌、2つの心』
原題:ZIMNA WOJNA
パヴェウ・パヴリコフスキ監督
2018年
ポーランド・英・仏合作

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90分もない短い時間のなかに
ムリなくまとめた。そこがスゴイところ。
行間を省けるだけ省いて、観る者に考えさせるように
作られていた。
ぼけっとして、ただ観ていたんじゃ、
何がなんだかわからない。
考えることが絶対に必要だ。
例えば、引き裂かれた恋人同士が
なぜ時を経て何度も、どこでも、再会できたのか。
パソコンもスマホもない時代なのに。
そこを考えたら、
このカップルが、ただ一緒にいたいために
どんなに長い間、どれほどの犠牲を払い、
いかに深く傷ついてきたかがわかった。
とくに女性の方が。
すると、ふたりの最後の選択の意味が理解できた。