BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

営業さんを送る/アラン・スコット ピノノワール(ニュージーランド)-190424。

自分がアシストをしていた営業さんが
10日前に退職した。
60歳代で社歴がとても長く
広く慕われた人だった。
最後に所属していた営業所で
お別れ会を行ったが、
有志があらためて大きな送別会を企画、
平日の夜にもかかわらず
各営業所からたくさんの人が集まった。
本人は もともと寡黙なほうであるし
それにさいごのほうは奥さまと離婚されるなど
私生活でもいろいろあったときいてる。
ちょっと元気がなくて 心配だった。
みんな彼のことが大好きだからというのも
もちろんあるのだが
とにかく彼が元気がないから
なんか、・・・元気っぽい姿が
最後に1回でもいいから
見たかったんだとおもう。
なんといえばいいのかな。
笑ってほしかった。
なにか彼が笑ってくれそうなことをすることで
はっきりとしたリアクションを
ちゃんと受け取ってから、さよならしたかった。
元気な姿を見たかった。
もともとそんなににぎやかな
タイプの人ではなかったのだが
そういう きもちに
われわれ送る側が なっていたので、
彼をそれにつきあわせた、という側面が
あったとわたしは感じてる。

60歳を超えて退職して
もう一度働き口を探すって大変だとおもう。
年金が受給できるようになるまであと数年ある。
いまのところこれからどうするか
まだなにも決めてないということだった。

「ぼくも次の夢を探しますが、みなさんも・・・」
と言ってた。でも、
われわれが 彼の元気なところを見たがっている
前向きなことを言うところを見たがっている
ということを 彼も感じていたと思うから
わたしたちを安心させようとして
そんなことを言ったのかもしれない。

考えすぎかもわからんが。
むりをさせちゃったかもしれない。

あの営業さんにとって
わたしたちがしたことが
もしかしたら ありがた迷惑だったかも。
わたしたちは彼のためにではなく
彼の元気な姿を見てからお別れしたいとおもう
わたしたち自身のために
送別会をひらき、彼をよびつけたんだと
わたしはやっぱり感じるのだ。

・・・

この送別会では、
お酒好きな営業さんのために
お店の店長さんのご厚意で
「獺祭(だっさい)」という
貴重な日本酒が贈られた。
ニュージーランドマールボロディストリクトの
ピノノワールアラン・スコット」も。
エステートレンジってかいてあったとおもう。
アラン・スコットはご相伴にあずかった。
じつをいうと3杯ももらっちゃった。
おいしかった・・・
軽くてすっきり
でもちょっとピリッとして
ブドウ、というよりはブラックチェリーや
ハーブ、花の香りがする。
アラン・スコット
おいしいし安いのに 
どうしてなかなか売ってないんだろうな。

ニュージーランドワインは
ほんとにやすくてほんとにおいしい。