BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

人づきあいは慎重に-190411。

人とのつきあいは
だれとであろうと
どんな場でのことであろうと
基本的には
おたがいに おだやかに、冷静でいられる、
つかず離れずの距離感がいちばんのようだ。

これじゃあ ちょっと
さびしすぎるなあ・・・と
おもうくらいで
むしろ ちょうどいい。

この人とのかかわりは
だいじにしたいと
おもうときは なおさら。

慎重に、きをつけて 
かかわっていくと
ちいさな奇跡が 心にしみる。

まあ、ひとまずこのくらいで・・・と
おたがいにあまり無遠慮に
心に踏み込むことのないよう
じゅうぶんに距離をとって
かかわってきたはずの人が
つまり ふだん、表面的には
世間話くらいがせいぜいで
連絡先もまだ交換してない
そんなていどの かかわりの人が
こちらがほんとうに困ったとき
あたりまえのように
手をさしのべてくれたり、
逆に、ぽろっと 弱音をこぼして
頼ってくれたりする
そういうこと。
どうでもいいような内容のおしゃべりで
ふっと 笑った顔を
見せてくれたときもそうだ
ほんとに
うわー。みちゃった。
みたいな 幸せなきもちになる。
あ、この人、このまえよりも今のほうが
心を開いた笑顔だったな、
などと思っても 
もちろん そのようなことは
本人には言わない(笑)。

あと、
「このくらいのことだったら
もう、言っても大丈夫かな・・・」
といったラインを自分なりに見極めて
おもいきって言ってみて
「大丈夫だった」とき
また一歩、距離がちぢまったという
感覚を得て、
それは おたがいにうれしいものだ。
やはり自分の考えは、というか
おたがいにやってきたことは
まちがっていなかった、と感じる。

仲良くなれそうだとおもえばこそ
お互いに友だちになれそうだと
おもっていれば、なおさらのこと
距離をちぢめるプロセスにおいて
慎重になったほうがいいのかなとおもう。
慎重?というか
相手の都合を考えたほうが
いいのかなとおもう。

そういうのほんとに
ずっとわかっていなかった。
さいきん ようやっと理解した。
仲良くなれそうだとおもうと すぐに
だれのことも大好きになって
自分の側の都合やきもちを
ぶつけてしまっていた。
それは相手を「搾取」するということなのだ。

この人とは仲良くなれそうだ!と
もし強く思って わくわくしても
それは 自分が勝手に盛り上がって 
そう思いたがっているだけかも。

かかわりかたによっては
将来どこかの段階で
ほんとに仲良くなれるかもしれないにしても
勝手に盛り上がって そのきもちを
おしつけるようなことをしたら
将来の可能性をみうしなうことになる。