BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

このタイミングで父親。-181028。

ひそかにあれやこれや調べた結果
父のおおまかな所在と近況がわかった。
あんまりはっきりは書かないが
わたしの母と離婚した数年後に
べつの女性と再婚し今にいたる。
家庭内別居とか不幸なかたちでなく
ちゃんと結婚生活をやっているようだ。
わたしの母とのそれよりもう長い。
なにごとも人間関係はおたがいさまだから
相手しだいのこととかもあったんだろう

母ととにかくわたしは
うまくいかなかった
だから
離婚するとき父と母とどっちに
ついていきたいか
決めさせてくれればよかったのに、
とか
父と一緒にいたかった
とか
夢想したことは幾度となくあった。
だけど
父がそうとうに
しょうもない男であったことを
わたしはじつのところ
ずっとずっと前から
ちゃんと理解していた。
父についていくことが
可能だったとしても
うまくいったはずがない。
そんなことになったら
子どものわたしの
平穏・安全・文化的な
最低限度の生活は
たぶん、深刻なレベルで
おびやかされただろう。
父は現実をみつめることが
あんまり得意な方じゃなかった。
その性格を
わたしも受け継いでいるから
わかる。
現実から逃げるくせに、
できなかったといってその失敗を
いつまでもくよくよと気に病むし、
それでまた自分の力以上のことを
中途半端にやろうとする
父は父でそうやって
苦しんだだろうとおもう
だから
一緒に暮らしたとしても
ぜったいうまくいかなかった。


わたしは父と気があった。
ダメで半端な人間同士
居場所がないと感じてた者同士
けっこううまくやっており、
父娘そろって本の虫
車で図書館いったり本屋いったり
「これは読んじゃだめ」とか
けっして言わずに大人の本も
どんどん読ませてくれ
わたしが読む子になったことを
たいへん喜んでいた。
わたしは父がわりと好きであった。
だけど家族、ということになると。
家族をやめたほうが
よかったということを
冷静に理解していた。
いまもその考えにかわりはない。

父の今を知ってとくにこう
なにかつよい感慨とかはなかった。
「離婚前にうちに届いた
外国の女性からのハガキは、
いまの奥さんからの
ものだったのかな笑」
「離婚前からぬきさしならぬ関係に
なっていたとしたら、
親権が母一択になり
子どもに選ぶ余地が
ないかんじだったのも
むりからぬことかもしれない」
「新しい家族ができたらそりゃ
養育費はらってる場合じゃないと
父なら思っただろうな。
バカオヤジめ笑」

くらいのことはおもった。

ただ
父はさびしがりやで意地っぱりな
めんどうくさい性格だったと
記憶している。
もう70にも手が届くはずのいま、
父がひとりぼっちじゃなくてよかった。
もし再婚とかもせずに
(または、したけどそのかたとも
離別したり)
独り身でいたら
さぞかしさびしさが
身にこたえる年だろう。
だから
父がひとりぼっちじゃなくて
よかった。