BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

ぼんち揚げと老婦人/携帯電話とアゲハチョウ/ミヒャエル・エンデ-180923。

駅の連絡通路に面したお店の
窓際のテーブルで
コーヒーを飲んでいたら
窓越しに
わたしのまんまえで立ち止まった
老婦人が
おもむろに「ぼんち揚げ」のはいった
袋をカバンからとりだして
袋をあけようとしはじめた
ところがいわゆるあの・・・
よくあるあのかんじに
開けるのに失敗して
ばーんと
「ぼんち揚げ」エクスプロージョン的な
かんじになり
中身が3メートル四方くらいにとびちった。
こういうときなんとなくまわりを
きょろきょろ見てしまうのはわかる
だれかに見られてなかったかなーとか
おもうわけだ。
そうやってきょろきょろするから
かえって人目をひくんだが。
ご婦人はなんかニコニコしてた。
こういうときなんとなく
笑ってしまうのもわかる。
このまえ某セブンイレブン
北関東の店舗の店長が
女性客にいやらしい言動をした
という動画がたいへん話題になった
女性客が店長のふるまいをみて
「笑っていた」というので
いやじゃなかったのでは
たいした被害じゃなかったのでは
とかいう意見もちらほらみたが
人が笑うのはたのしいときだけではない。
わざわざただす必要あるか。
たのしそうにしているようにみえて
現実が受け入れられず激しく動揺し
心のなかで
拒絶の悲鳴をあげていることも
人には多々ある。
それに
そのときは笑って流して
Twitterで書くネタになったなーとか
思ったつもりが
自分でも予想しなかったほど
あとあとまで心に
深刻な陰を落とす結果となる
そんな場合だってあるものだ。

他人ごとだからといって
そんなことにも
思いをいたせないようじゃ
いけないとわたしはおもう。

まあそれは余談だが
ご婦人がきょろきょろしたので
窓越しに一部始終をみていたわたしと
ばっちり眼があった。
口だけうごかして
ニヤニヤしながら
「だいじょうぶ?」と
きいてみたら
にっこりしてうなずいて
スマートフォンをとりだし
なにか入力して
(ずいぶん時間がかかった)
その画面をわたしにみせた。
「ばらまいちゃた。」。
うん見てた笑
原文ママ
かわいい笑
彼女は手持ちのべつのビニル袋に
とびちったぼんち揚げを回収し
わたしにてをふって去っていった

ご高齢のご婦人だったけれど
あのくらいのかたもいまどきはスマートフォンかい・・・

わたしはちなみにガラケーユーザーだ。
きょう美容師さんが
わたしの携帯電話をみて
「古美術品www」
と笑ってた。
そこまで古くないわい

Googleマップが使えないなど
諸問題はあるが
まあ当座 困ってはいない。
スマホをみないぶんとまで
いうつもりはないが
しかしできることがすくないから
携帯電話の画面に
それほど用がないので
あちこち余所見をしているから
今朝は近所をあるいていたとき
アゲハチョウとクロアゲハを見た。
きれいだった。



きのうシュタイナーとミヒャエル・エンデの講座を受講した。

一日がかりでかなりつかれた。
でも講座はおもしろかった。
エンデのことなどなにもしらなかったから
新しいことがたくさんしれて
最高にわくわくした。