胸の痛みを言葉にすることを
こころみるとき
いちばん 先におもいうかぶのは
「『こいつはこういうふうに扱ってもいいやつだ』と思われた・・・」
だ。
「なのに当時は自分がそれをされてくやしいって気持ちを自覚してなかった」
「なのに怖くて抵抗できなかった」
「なのに自分を守ることができなかった」
その後悔で、
今ややりばとてない怒りで、
激しい屈辱感で、
体のなかが焼けそうだ。
どうしても
おさえこむことができない。
1回ならまだなんとかなったのかともおもう
でも考えてみれば
いつもつまずいたとき
ふりかえるとあれもそうだった、
と思い返すことがいくつもある。
すごくイライラしてしまうか、
とにかく消えたいという気持ちになる。
自分が
なにかシナシナとしょぼくれて情けない、なんかの糸屑みたいなやつだ、という気がする。