BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-「ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)」-180723。

※核心にふれるようなねたばれはしていません※

朝一番で観た。

原題:Jurassic World: Fallen Kingdom 
J・A・バヨナ監督
2018年、米

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movie.walkerplus.com


オフィシャルサイトもあったが
すごく内容が貧弱・・・。

・・・

作品のおもしろさに
点数をつけるとしたら、
100点満点中65~75点。

音楽、映像表現、ストーリーに、
斬新なところがほとんどなかった。
頭をまったくつかうことなく観ていても
つぎになにがおこるか 
すぐにわかってしまう。
お決まりの展開、というやつなのだ。
濁った大人の心で観たところで、
さしておもしろいものではない。

第一作はその点、
やっぱり鮮烈だったな。
あのときはなんといっても
わたしもまだ子どもだったんだけど。
でも、そうでなくとも 
作品それ自体の
革新性とかも 
すごかったとおもうんだよ。

・・・

ヴェロキラプトルのブルーと、
石頭の恐竜はかわいかった!

恐竜たちの動きや生態が
きめこまかに再現されていることには、
このシリーズを観ると 
いつもながら感嘆させられる。
ほんとにすごい。
ツメをトントンやる習性とか・・・。
あそこまでやらなくてもだれも
「リアルじゃない!」
とか言わないのに。
じつに克明。
皮膚や口のなかのにおいまで
ただよってくるようだ。

というか
役者の力にこそ感動したのかも。
・・・いったん落ち着こう。
冷静にもういちど。
そう、そもそもなのだが、
恐竜はいないのだ。
あの映画のどこにも、
本物の恐竜は登場していない。
あたかも恐竜と
対峙しているかのように、
役者が、演じている。
そういうことなのだ。
確認しよう。
本物の恐竜は一匹も登場していない。
なぜなら、いないのですから笑!

ちょっとまて やっぱり 
採点をやや上方修正するべきか。

「マグニフィセントセブン」や
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの

movie.walkerplus.com

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クリス・プラットが 
頼れる元軍人のヒーローを
演じていてかっこよかった。
ヒロインのクレアを演じたのは
「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のmovie.walkerplus.com

york8188.hatenablog.com

ブライス・ダラス・ハワードで、
彼女もとてもきれいだったが、
自分としてはジアを演じた
ダニエラ・ピネダのほうが 
ルックスという点では
好感がもてた。
こりっとした顔立ちで
表情がゆたかで
心の動きがよみとりやすかったからかも。

・・・

表現のしかたという点で、
すこし、おっ、と思ったのは、
メイジーが逃げ込んだのが
祖父の部屋ではなかった、
というところだった。
あの子の よるべなさを
表現しようとしたのだろう。
あの場所をぶっつぶしてもらえて、
むしろメイジーのためにはよかった。

メイジーの秘密が
暴露される場面は残酷。
おいつめられた大人は
自分の立場をまもるために
あのようなことをするものだ。
相手の心をより効果的に傷つける、
そのためだけに、
信じられないくらい狡猾になり
あのようなことをするものだ。
受け止めきれないほどのショックをうけた
メイジーの表情をみるのが 
わたしとしてもつらかった。
窓ガラスにうつった自分自身の姿を
呆然と見つめる彼女があわれだった。

・・・

うーん
やっぱり85点くらいかな・・