BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-『鴨川ホルモー』-180716。

本木克英監督
2009年、日本

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おもしろくなかった。
ほとんど壊滅的と言っても良かった。
偉大なる、しゅららぼん』(2014年)よりは 
ずっとましにおもえたが。
でも、『レナウン娘』の歌と踊りを
奉納するシーンなど、悪くないところも
いくつかあった。

初陣で醜態をさらしたサブキャラが
もう逃げない! 弱い自分に打ち克つ!
といって決戦にのぞみ
主人公を先にすすませるために 
敵の足止め役をひきうけるシーンでは
サブキャラを演じた濱田岳が 
ほんとうに急にキリっとして
かっこうよく見えたから
不思議だった。
濱田岳は おせじにも
キリっとしてかっこうがいいとかいう
かんじの人ではない。
役者って、スゴイものだ。

観た映画が
ぜんぜんおもしろくなかったときに
ついやした時間やお金が
もったいないとまでは 
おもわないし
その映画のおもしろくなさを 
うらんだりもしないが
ただ、かなしくはなる。 
映画にはおもしろくあってほしい。

いろいろと結果的にまずくても、
どこかしらに反骨精神なり 
意地でも爪痕をのこしてやる
というようななにか 
強い意志を
かけらなりと みることができれば満足だ。
そういうのを 見いだそう、という
前向きなきもちは
こちらにもあるので 
それを見おとすきづかいはない。

・・・

あとは 暑さにやられて 
ほぼ寝てた。
まれに起きだすと 麦茶を飲むか、
パンク侍、斬られて候」を
読み返してみていた。
でもほぼ寝てた。

・・・

このような暑い時期に
災害におそわれた
西日本の各地域のかたには
心からおみまいをもうしあげたい。
復旧作業中に体調をくずして
搬送される人がおおぜいいると
新聞などで読んだ。
さいしょは 
作業は自衛隊にまかせて
家のかたづけは 
もうちょっとあとでも
いいんじゃないかとか
夕方すずしくなってからに
すればいいのにとか
おもった。
でも、だれだって一刻もはやく 
正常な生活を
とりもどしたいだろうし、
何かしていないと落ち着かない
というお気持ちでもあるだろう。
めちゃくちゃになった身の回りを
きれいにととのえないことには、
今後の算段もつけられないし、
見つかっていない人も
たくさんいるし・・・。
それに不衛生な状態を
放置することによる
感染症などの 蔓延も危惧される。
悠長なことは 
いっていられないんだと気づいた。

避難所生活の 
質の改善についてのこと、
立場のよわい人への 配慮の強化が 
いわれるようになったのは 
いいことだ。
こういうのは 
どんどん言ったほうがいい。
災害時の避難所の 
設置ガイドライン
つくられるといいとおもう。

自分ごときが
被災地に行ったところで
かえってめいわくになることは
新潟中越地震のときの 
ボランティア活動で
身にしみている。
当時 被災地にいったけど
まったく役にたてなかった。

できることは 
コンビニエンスストアなどに
設置されはじめた義援金箱に
買い物のおつりででる小銭を 
ぜんぶ入れることだけだ。