BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

桂歌丸師匠やすらかに。/九代目雷門助六師匠に会いたい。-180702。

桂歌丸師匠が亡くなった。
病気が重くなり 医療器具をつないでまで
落語の仕事をつづけていたのをみて、
そこまでしなくても お歳でもあることだし
体をだいじにして もうゆっくりすればいいのにと
おもったこともあった。
けれども それは他人だからおもうことで 
ご本人にはご本人の 願いや考えがあってこそのことだったんだろう。
落語をしてなくちゃ生きていたって死んでいるのと同じと
落語をしていたい、最後の最後までと 
お思いだったのかもしれない。
そうまでやりたいとおもえるものがあったということなんだろう。
そういうものがあってうらやましい。
もともとあんなに細い人が お歳を召してますますやせて
病気にもなって、あきらかに弱って、
はたでみていてつらくなかったと言えばそれはうそになる。
でも、とてつもなくカッコイイ。カッコイイ人だ。

・・・

九代目雷門助六師匠は 
桂歌丸師匠よりも ちょうどひとまわり下の年代のはずだ。

わたしの記憶では 昨年の暮れか 今年のはじめを最後に
末廣亭浅草演芸ホールの定席にでていない。

暮れというと、わたし 最悪に体を壊していた時期だった。
いろいろとでたらめなことが起こっていたときでもあった。
なんやかや もみくちゃのくたくたになり
落語なんてぜんぜん ききにいけてなかったのだが
ああひさしぶりに 聞きたいなとおもってみたとき
助六師匠が 落語芸術協会の定席に
ぱったり でなくなったことにきづき
いま とてもさびしい。

たしか、かつて男性更年期障害に何年も苦しんだことがあるとかで、
歌丸師匠ほどではないけど、やっぱりすごく線の細いかんじのかただ。

体調が、もしかしたらわるいのかもしれない。
お弟子の雷門音助さんのブログをみたら
今月末、地方で落語会を開くことになっており、
そこに助六師匠も出演予定と書かれていた。
ほんとうに出演するのだろうか。
どうしているかなーとおもう。
ききにいきたい。
元気でいてほしい。
まだ「あやつり踊り」をやっているといいんだけどな。
でもあれはぜったい見かけよりもハードな踊りだとおもうから
もう 師匠のお歳を考えると 封印してしまったかもしれない。

助六師匠はタレント活動的なことはしない噺家だ。
スターというかんじでもない。目立たないというか。
じかに 聞きにいかないことには彼の芸に触れることはむずかしい。

わたしは助六師匠が 引退をしたら
ほんとにさびしいだろうなとおもう。
引退したことが、ちゃんと知らされないのではないかとすら
おもわれて かなしい。