BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

「ジェイン・エア Jane Eyre(1996)」。

DVDで映画を観てみた。
96年のジェイン・エア
(Jane Eyre、フランコ・ゼフェレッリ監督、
1996年、仏・英・伊・米)
movie.walkerplus.com

 

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主役のシャルロット・ゲンズブールはきれいだった。

原作もそうだけど
映画でこうして観ても、あっけない筋書きで、
なんということのない物語だと感じる。

作者がこの物語でやろうとしたことが、とてもシンプルで、
ほんとうに「それしかない」、というところが逆に新鮮。

当時の(ヴィクトリア朝)社会常識から逸脱していた
自由恋愛からの結婚をジェインにさせること、
孤児という境遇への不満、反骨精神、自立心、
男女同権意識をジェインに持たせること、
それによって新しい時代の女性像を提出する。
作者のやりたかったことはこれだけ。
文学のありかたは時代によってちがう。
当時は社会問題になるほど画期的でも、
いまはそうでもない。

ジェイン・エアの実写映画はこの96年版が好きだ。
犬の「パイロット」と、教え子のアデールがかわいい。
ジェインと養母の和解が結局成立しないシーンも、いい。

物語が単純なぶん、風景や衣装などを余裕をもってながめられる。
「リヴァー・ランズ・スルー・イット」や「萌の朱雀」などが
夏にぼんやり観るのに最適な映画とすると
「スウィートヒアアフター」、そして「ジェイン・エア」は
肌寒い時期にいいのかも。

ジェインがきれいだったシーンを
思い出して描いてみたが、似なかった。

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