BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

ほぼ寝てた日曜日

きのう 外出時に体調を崩してからおちつかず
外出予定をほとんどとりやめて家で寝てた。
近所をすこし散歩はした。

帰りに図書館に寄った。
クロイツエルソナタ光文社古典新訳文庫で読んでみることにした。
でも まえに(トルストイじゃないが)誤訳だらけだと
評判になってたのは あれはこの新訳文庫の話だったか。
スタンダールの訳がひどすぎるって、学者さんからクレーム。
その学者さんが批判のなかで提出した誤訳リストを、わたしも読んだ。
それが載っている「スタンダール研究会会報」が
PDFでダウンロードできたので。
(わたしは 言っても 普段そ~んなにはスタンダールに興味ない。)
仏日辞書を使って 誤訳といってもどの程度なのか
自分なりに考えてみたりしたものだ。結果、意訳にしても
いいわけできないまちがいも かなりあった。
訳者が、たのしくなって、調子にのっちゃったのかも(^^)
批判をうけて、編集部は、みずみずしい新訳で読者からは好評です~
とか いっていたんだけど、
オレンジ味のゼリーを購入したのに
オレンジなのはパッケージだけで 中身はみかん味で
でも「みずみずしい」からいいか!とは
わたしは ならないような気がする(^^)
それでもいいと読者がほんとに言ったのだとすれば、
その読者の「そのあと」を知りたいし、訳者の考えも 知りたい。

聖書の話だが、あれは もとは
旧約はヘブライ語アラム語
新約はたしかギリシャ語で書かれたものが
各言語に翻訳されたと記憶している。
翻訳していくなかで、どうしても
原語のこれに相当する表現が 日本語にはない!、
そういうことってあったとおもう。その問題をどうするか、
訳すと、原語とどうしてもちがうものになる、という事実を
どう考えていくか、っていうことって だいじなことだったはず。

それは聖書にかぎらず、
翻訳ものや 古典文学の現代語訳ものを 読む、あつかううえで
気にするべきことだ。
もし、なんの疑いもなく、出されたものを 
わ~ みずみずしい、わかりやすいとうわっつらだけ楽しんで、
それがその作品のすべてと 考えるとすれば つまらない。
いろんな訳が用意されているならば それぞれに親しんで、
おなじ場面のはずなのに表現がこれだけちがう・・・
といったことをおもしろがってみたりし、
自分なりの その作品の世界を作り上げ、
深めることは せめて試みるべきじゃないか。