BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

小休止-手記にからむ-20180324

倒れるほどまでにまいってしまうまえに
さっさと辞めてほかの場所をさがす
そんなふつうのことができなかった。
上司に連日 怒鳴られても なにも言い返せなかった。
なにもかも遅すぎるという段階になってはじめて
いろんなことにきづいた。
周りの人にたすけられ やっと動き出せた。
ひとりではなにもできなかった。

それは、
ひとえに 自分が馬鹿者だからだと。そうおもってきた。
いまもなにかというと、そうおもって
慙愧の念に堪えないおもいがする
わたしが会社と闘ったことなどはしょせん
負け犬の遠吠え。
「できる人」は、そもそもこんなことにはならないのだ。

けど、ユニオンのおふたりや周囲の人びとが
何度も何度も この手をとるようにして
ひとつひとつときあかし はげましてくださった。
そのおかげで、
「自分が馬鹿だから、じゃなかった」ということを
理解するようになってきた。

このことは、わたしの自尊心の回復とか、
ちっちゃなことに、とどまる話ではない。
広く、わたしと似たようなことで
悩んでいる人の 問題解決の端緒となる
重要な考えかたなのではないか。

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かなしいほど 体も心も 思うようにならない。
そこそこの目に 遭ったにしちゃあ、
ずいぶん元気なほうだが、
いつなにが起こるか読めないところもある。

きょうも電車を途中下車し
1時間以上も手洗いに籠城。
ちょっと前までは元気に東京の街を歩いてて
夜からは地元でおこなわれる
ライブを聴きに行くことを たのしみにしており
先に会場に行っていた友人に
もうすぐ行く的な連絡まで 入れてあったのだが。

抜け出したかとおもえば また別の長いトンネル
そんなことをこれからも何回もくりかえすのかな。

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津島佑子の「ジャッカ・ドフニ」 文庫がでていた。
「狩りの時代」も読みたい。
だが現実には 体力気力がなく短篇ばかりを 読み散らかしている。
作品がわるいといっているわけじゃ けっしてないが
なんだか本の内容が心にひびかない。めっきり読まなくなった。

おもえば世界に色がない。音にも色を感じにくい。
まったくないわけじゃないが 鮮烈さにかけるようだ。

桜が開花したことをしらず
そもそもそんな季節であることにも とりたてて関心なし
おまえはいったいなにをみているんだと
なんでそんなに なにもわからないんだと
このまえ、友人に あきれられた。