BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

2017年5月4日と5月5日の思い出-「帝一の國(2017)」。

2017年5月4日は、高校生のときに所属していた
市民楽団でお世話になったご夫婦のところに遊びにいっていた。
当時楽団でなかよくしていた同年代の友だちといっしょにいった。

ご夫妻のあいだには中学にあがったばかりの女の子と
小学校高学年の男の子がひとりずついて、
とってもかわいい。
まだまだ、遊ぼう遊ぼうと甘えてくるが
このまえにあったときよりもずいぶん大人っぽくなっていて
おどろかされたわ。

子どもってかわいいよな。
すぐに成長していってしまうから、
おちおち目をはなしてはいられんなあ。

奥さんがいつも びっくりするくらいたくさんの
美味しいごちそうを作って迎えてくれて
ありがたい。しかしほんとこっちはなにひとつ
おどろくほどなにひとつ役にたてないもんで
恐縮でもある。



翌5月5日は、
映画「帝一の國」を観た。
(永井聡監督、2017年、日本)

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とくに、かねて観たいとおもっていたわけでもなんでもなく
なんとなく映画観たいなとおもい
映画館にいって、ちょうどいい時間にやっているものを
選んだらこれだったというかんじだ。

けどこれがかなりおもしろかった。

いろいろ、弱かった部分もあり、
それはときに
「さすがにそこはそんなテキトーだとマズいんじゃないの」
「え~、そんなんでいいの?」とか思われるような、
だいじなとこにまで及ぶ問題ではあった。

たとえば、
主人公の帝一が「自分の国を作りたい」と熱望する理由が
のちのちあきらかになるわけだが、
あれはもうちょっと、
子どものころのエピソードを時間をかけて描いてたら
より納得感がでて、よかったんじゃないかなーとおもう。

また、帝一が通う学校では学内の権力闘争がさかんで
ライバルどうしの足のひっぱりあい、
頭脳戦がすごいわけだが、
帝一に恋人がいるという超重大な情報を
最後の最後の最後のほうになっても
本気でだれも把握してない、という点が気になった。
帝一本人が
「恋人がいるなんてすごいスキャンダル」と
言って、彼女と会うときにはわざわざ変装し
連絡に糸電話使ってたくらいだから 
これは完全にフリで、
ぜったいあとでだれかが彼女の存在をかぎつけて
ここぞってときに切り札にしてくるんだろうなとおもってたが、
ほんとにだれにもバレてなかった。
これはおかしいんじゃないかな~と。

おなじような意味で、
帝一が最初ついた生徒会長候補が
帝一の父の政敵側の人物であることが
発覚し、
それがバレると帝一にとってもマズイ・・・
という話になっていたが、
そのくらいのこと、なぜ事前に腹心をつかって
探らせておかないのかとおもった。
政界の重鎮である父親同士のライバル関係が
息子たちにもいやでも影響をおよぼすということの
表現が、どうも中途半端だったとおもう。

あと、帝一が最初ついていた生徒会長候補が、
いまいちキャラが立ってなかったので、
最後にみっともないところを見せたときも、
「うわー みっともなーい」と思い切ることができなかった。
最後のみっともなさに説得力がでるように
もっとおもいっきり高慢に、おもいっきりイヤなかんじの
人物であってほしかったかなとおもう。

千葉雄大はハマってた。
さわやか苦学生を演じた役者さんもすごくよかった(^^)


スピード感がおとろえず、
むりくり観る者の感情にうったえかけ、
パワーで引っ張りきるかんじは最高。

たまにおなかかかえて笑った。
とくに「拍手」に笑わされた。
あの拍手をみんなで練習したのであろう
撮影現場を想像するだけで
コーヒーの一杯や二杯は噴き出しそうだった。

主役の帝一を演じた若い役者さんが、
多面性のある強烈な男子学生を、
あきれるくらいまじめに生ききっていた。
うまいのかどうかは知らないが、
力いっぱいやってて、じつによかった。

最初は、だれだよこいつ、って思ったけど、
だんだん、彼がいないシーンがたいくつに感じるようになっていった。

彼ら若い役者さんの父親を演じたベテラン俳優陣も、
みんなかっこよかったし、いてくれてほんとによかった。

いろいろと、粗さや不十分さはあったような気がするが、

これからも日本に暮らし、
国産の映画を観ていくという前提にたつとき、
どうも、観ておいたほうがいい映画のような気がする。
帝一の國」は。