BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

2017年4月30日の思い出-修善寺

2017年4月30日は、静岡県修善寺にいっていた。
まえに働いていたことがある会社で同僚だった子が
静岡出身の子で、
結婚していまは静岡県修善寺に住んでいる。
わたしは、この友だちが結婚したとき、
お式に招待にあずかっていたのに、行くことができなかった。
不義理をしたことと、用意していたお祝いを渡せなかったことが
ずっと気になっており、
いつかはかならず会いにいかんとなと考えていた。
ところが、そうこうするうちに
自分が失業したり、仕事を探したり、
仕事が見つかってみるとこれがまためっちゃくちゃに
忙しくなり、しばらく休日にちゃんと休むことさえ
おぼつかないようなときが続いたりした。
ようやっと、そんな日々が落ち着き、
とりあえずカレンダー上の休日はちゃんと休めるくらいに
なったもんで、
いよいよ予定を調整して、会いにいってきた。


自分の地元から修善寺までは、
新幹線を使わない場合
電車で3時間弱くらいだ。
事前にインターネットで
乗り換えのしかたや運賃を調べたときに、
新幹線に乗るとしても、乗る時間がそんなに長くないことと、
新幹線を使わない場合との所要時間が案外それほど
かわらないような気がしたので、
1時間も新幹線にのらないんじゃ、あわただしいし、
べつに新幹線じゃなくていいか、とおもい、
普通の電車だけで行くことにした。
やってみると、電車の乗り継ぎをくりかえすことが、
冒険みたいで、わくわくした(^^)
ぜんぜん混んでなかったし。
最後に三島から乗った電車だけちょっとこんだけど。


東海道線の窓から美しい朝の海がみえたときは
おもわず「わー」と声をあげてしまった。


友だちがお嫁にいったおうちは兼業農家で、
訪ねたときはちょうど、田植えの準備をする時期だった。
そこで、自分もその作業をてつだわせてもらった。
あらかじめ土を敷いた薄いプレートのうえに、
手動式の機械をつかって種をまき、
そのうえに3重にまた土をかぶせるという作業だった。
そういうプレートを何枚も作成して、
温度管理が可能な専用の棚にセットし、
一定期間おくと、芽がはえてくるということらしい。
芽がはえてきたら、5月末ごろそれを田んぼに植えるそうだ。


プレートのうえに種をまんべんなくまいていくのが
なんかすごくむずかしかった。
でもなにもかも初めてやることなもんで
すごくたのしかった(^^)


おうちの軒先にツバメの巣があったのが印象的だった。
ツバメって でっかいなあ(^^)


作業がおわって、みんなでお昼をたべたあと、
友だちに車をだしてもらい
修善寺のハリストス正教会をみにいってきた。
教会の中にはいることはできなかったので
外観だけ見学した。
修善寺駅周辺は修善寺温泉をふくむ観光地エリアになっていて、
なつかしいかんじの温泉街をちょっと歩いた。
射的ゲームとかができる、おばあちゃんが経営しているような
ゲームセンターがあったりした。
竹林の小径というところと、
橋がかかっているところもすこし歩いた。

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ミニ観光からかえってくると、
夜まで友だちとその夫君と 
ワインを飲んだりしながらいろんなことを話した。

友だちとその夫君が何度もひきとめてくれて、
またいつでもおいで、こんどは泊まりがけでおいでと
いってくれたのがほんとにうれしかった。
夫君が東京で仕事がんばってつかれたら
いつでもここに休みにくればいいと言ってくれたのが
心にしみて 正直にいうとちょっと涙ぐみそうになった。

家族のように迎え入れてくれてふたりには心から感謝している。

次の日ふつうに仕事だったんだけど、

農作業を手伝わせてもらったうえに
夜遅くまでお酒も飲んで、何時間も電車に乗って
けっこう体力的にハードだったはずなんだが、
ぜんぜん疲れがのこっていないことにおどろいた。
朝スッキリ目が覚めたことといったらなかった。
いつも、起きたそばから頭が重いし、腰や背中も痛いのになあ。
ほんとうに1日すごくたのしく過ごさせてもらったからな。
しあわせだった。
友だちにずっと渡せなかった結婚のお祝いを
わたせたので、気になっていたことをすませることができて
すっきりしたのもあるだろう。
だがいつか行こうというか いつか行けるはずだという
気持ちのままずっときていて、いざそのときがきてみると
いろいろギリギリになってしまい
前日の夜に確認したら、お祝いの紙幣が新札じゃないという
驚愕の事実をまのあたりにしたわ。
まさか新札に交換していなかったとはな。
そんなことも忘れていた。
結婚式のとき どうするつもりだったんだっけな。
前日までのどこかしらで銀行に行って
新札両替をするつもりだったとおもうんだが。

もう夜だし、当日は早朝から出発だから
銀行にも行けないという。
そんなツメの甘さがまた、自分らしいといったところだ。
やれやれ。