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BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

わたしアカデミー賞2016。

旧年は、映画をほとんどみませんでした。
本を読んだり、外にでかけて自分の足で歩いていろいろやってみて、
いろいろ見聞きする、といったことを試みていました。
いまおもえば1年の前半は体調があんまりよくなかったのです。
それだからこそ、調子がよいときは、なけなしの元気を
いかに効率的にというか「有意義なことにつかった感」を得られるように
消費するか に、やっきになりました。
それで 2時間すわって観てるだけの映画じゃなく
出かけたりするほうが より「意義がある」などと考えて
そっちを重視したのかなとおもいます。

観た絶対数が少ないので あれなんですが
それでも、今年も、2016年に観たもののなかから個人的に
これはよかったぜ!というのをあげてみます。

まず、2016年に観た映画を
だいたいのジャンルごと、観た時期順にあげます。
旧作も入れてます。
公開された年じゃなくて自分が観た年が2016年かどうかです。
前に観たことあるものでも2016年に観たものは入れてます。
タイトル末尾の「×?回」は、複数回にわたって観た場合の回数です。

■アクション、SF、ファンタジー系 実写
PARKER、SAFE、ザ・ウォーカーデッドプール(×2回)、インデペンデンス・デイ・リサージェンス、シン・ゴジラ(×3回)、スーサイド・スクワッド(×2回)、ジェイソン・ボーン、ジャック・リーチャー、ドラゴン・キングダム、ファンタスティックビーストと魔法使いの旅(×2回)

■ホラー、サスペンス系 実写
残穢~住んではいけない部屋、スキャナー~記憶のカケラをよむ男、インフェルノ

■ドラマ、コメディ系 実写
母と暮せば、シャニダールの花、黒い十人の女、レヴェナント~蘇りし者(×4回)、
ロスト・バケーション、花酔道中、ウォーロード~男たちの誓い

■アニメーション
プチプチアニメ 20周年記念上映会、AKIRA

把握できているものだけだとこのとおり。
(観たことを今思い出せないもの、メモなどで記録してないものは
ここには入れていません)
23本。こりゃ少ない。どうかしてる。よく平気でいられたものだ。
でもこれが現実。



では、各ジャンルごとの総括と いくつか印象にのこったものを
ふりかえりながら 自分なりの最優秀賞を考えてみます。

■アクション、SF系 実写
旧年はなんかあんまり これはっていう、アクション映画が
なかったです。
そういや、2015年も、アクション映画は不作の感がありましたかね。
マッドマックスやミッションインポッシブル、ワイルドスピード
よかったけれど。
でも おととし(2014年)あたりはもっと、2か月に1本くらいは
スゴイのが公開されてたじゃありませんか。
エクスペンダブルズ3、オールユーニードイズキル、ゴジラ
ザ・レイド2、スリーハンドレッド2・・・いろいろと。
今年も待っていたんだけどな、マッドマックスレベルのやつを。
でもあまりなかったですよね。
なぜだったんだ。つまらん。あれば這ってでもみにいったものを。
あと、香港・中国の武侠ものももっとみたかったです。
次世代のジャッキーやジェットはまだあらわれないのだろうか。

デッドプール
Deadpool、ティム・ミラー監督、2016年、米)

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大勢へのカウンタームービー的な位置にある映画が
最近だいすき。
アクションとその映像表現がすごく奇抜で、
主人公がスクリーン越しにこっちにひっきりなしに話しかけてくるという
スタイルがめずらしく、たのしかったです。
また、主人公とその恋人の、アホで下品だけれど
野花のようにしぶとくきよらかな愛が、とってもすてきでした。
それにしてもこのポスター イラっとくるな(^^)!!


シン・ゴジラ
庵野秀明総監督、樋口真嗣監督、尾上克郎準監督、2016年、日本)

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この映画にかんしては ほんとに、おどろかされたし、
なんだかこう、「すべてをひっくりかえされた」ことが快感でした。
この映画に感動したということを 人に話さないうちに死ねない、と
思いましたからねわたし。
どこの映画館でも、まだけっこうやっているようなので
ぜひ、観ていない人は、観に行ってください。
ゴジラ」に興味がなかろうが邦画に興味がなかろうが
そんな今の気持ちはなにもかも、どうだってかまいませんから。
どなたも、だまされたとおもって観に行ってください。
個人的には 石原さとみちゃんが
色っぽく おくれ毛を耳のうしろにかけながら
「それは大統領が決めるの。あなたの国では、誰が決めるの?」
と主人公をみつめるシーンが超好きですな(^^) たまらんです(^^)


「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
Fantastic Beasts and Where to Find Themデヴィッド・イェーツ監督、2016年、英)

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ハリーポッターシリーズは 原作はすぐあきました。
映画はイベントとしてたしなむレベル。
(映画はシリーズどれも十分おもしろかった覚えがあります)
わたしの「ハリポタ」への思い入れはしょせんその程度です。 
しかしこの映画は そんなわたしの心をわしづかみに。
またあの世界に行きたい、とおもって2回も観ました。
エディ・レッドメインがもう、最高すぎ。
この人はまだまだもっと、いくらでもすごい演技ができそう。
ほかのキャラクターもみんなよかった。
クリーデンスと、グレイブスを演じた役者さんはとくに。
終盤の、市街地の復旧シーンがツボでした。

・・・

アクション・SFジャンルの個人的最優秀作品賞は
シン・ゴジラ」ですかね。
いろいろ迷わなかったわけでもないけれど、
けっきょくこれ以外にはないし、本心では
はじめから これに決定していたようにもおもいます。
とにかく 驚かされた映画でした。
わたしは見くびっており、そして失望していたのです、邦画に。
でも、そんな自分こそ、まだまだなにもわかっていやしないのだということを 
シン・ゴジラを観たことによって、知ったのです。
そしてそれを知ったことがほんとに喜びだった。
日本の映画に 思いっきり期待していいんだと。
観てください!



■ホラー、サスペンス系 実写
怖い映画が実はダメなんですが たまにどうしても
観てみたいとおもうものがあると みてしまいます。

インフェルノ
Inferno、ロン・ハワード監督、2016年、米

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これはけっこうおもしろかったです。
人類の殲滅をもくろむ化学者との闘いの物語でした。
天才のカリスマ性と孤独とがおもわれて、
なかなか気の毒であり、考えさせられました。

残穢」もおもしろかったですが、
がまんにがまんをかさねてきた監督のサービス精神が
最後の数分間で暴走してしまったのか
せっかく余韻をのこすわるくないかんじのラストになる予感が
ぶちこわしになってしまっており
ちょっとがっかり。
自分のやってることが自分でてれくさくなって
やらんでもいいことを最後にやってわざと駄作っぽくしちゃう
みたいなことだったのかな、とも 解釈しましたが
たのむからやめて(^^)
複雑で長大な原作の小説をうまくまとめていたし
雰囲気もでててよかったとおもうんですがね。


・・・

ホラー・サスペンス系の個人的最優秀賞は
インフェルノ」にします。
まえに、「記憶探偵と鍵のかかった少女」っていう映画が
ありまして、公開当時ものすごくヒットしたという
話とかはとくに聞きませんが、なかなかおっかなくてグロテスクながら
謎を解明していくようすがおもしろかったんです。
見た目にも観ていてたのしかったですし。
ああいうかんじのやつを観たいです。
インフェルノはその点ちょっとおもしろさが「記憶探偵~」っぽくて
しかもスケールは数段上であり、
なかなかよかったとおもいます。



■ドラマ、コメディ系 実写
映画をみたいけれど 車が爆発したり人の頭がもげたりするやつは
なんだかあんまりみたくない、感動が強烈すぎるものもみたくない
といったときに、テンポがゆっくりめの映画をみたり、
衣装が華やかできれいな女の人がでてくる時代ものなどを
みることがありました。
深く考えたかったり もっとなにかを受け取りたいなら受けて立つが
見た目をさらっとめでるだけでもかまわないし 考えなくてもかまわない
という 深さがありますわな、古い映画には。

「母と暮せば」
山田洋次監督、2015年、日本)

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吉永小百合さんがですね、やさしくて善良なおっかさんなんですけど、
終盤にね、ふと本音をもらすんです。魔が差したかのように。
そしてはっとわれにかえり
「なんてことを言ってしまったんだろう。おかあさんは悪い人。
悪い人・・・」と、自分を激しく責めるんです。
このシーンにほんとに心をうたれました。
おっかさんの よき人であろうとする部分と
でも息子のことをおもうとどうしても腑に落ちず
ためこんできた 哀しい闇の部分とがね
吉永小百合さんの表情にほんっとに出てて。すごかった。
なぜこの人がこんな気持ちにならなくちゃいけないのか?と。

「レヴェナント 蘇りし者」
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、2016年、米)

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これはすばらしかった。
「あいつに絶対に復讐する。殺してやる」、
ただその一心で生きてきた人間が
復讐心を手放すことになったら、そのあとどうやって生きていくのか
ってことだとおもいます。
それを、ここまでして描きだすか!!!
観てよかったです。心がすごく痛かったけれど。
これまで観たことがなかったもの、今後もほかの映画では
もうけっしてみることができないであろうものが みられました。


・・・
ドラマ、コメディ系 は・・・ほんとに迷うし決めたくないといった
かんじでもあるんですけど・・・
でも「レヴェナント」ですね。
「レヴェナント」です。
だってこんな映画ほんとに、みたことないし。
これからもないとおもうから。



■アニメーション
みてないんですよ。みたいものがなかったから。
オリジナル作品がすくなくてすこしも食指がうごきませんでした。
君の名は。」には注目していたのですが、
あまりにも人気が爆発的なものとなり
映画にはすこしもうらみはないのですが
そのさわぎにへきえきして けっきょく観ませんでした。
もうみないだろうなとおもいます。
でも観るかも。わかりません。
AKIRA」は すごかったです。
あんな映画が30年も前にもうあったとは。

・・・

アニメーション部門は観てなさすぎるので
評価できません。
今年はもっとアニメ映画もみたいですね。
できれば完全に映画オリジナル作品をみたい。
日本のアニメって、ほんとスゴイですもんね。




2016年に観た映画をこうしてふりかえりますと、
個人的には
シン・ゴジラ」と「レヴェナント 蘇りし者」のふたつが
完全に別格、不動の同率1位と感じます。
どっちかひとつを選ばないと殺すと脅されても
これ以上には絞れませんな。
だってこのふたつは、作品の方向性が違いすぎるし
どっちもほんとうにそれぞれにすばらしかったですからね。
ということで
2016年のわたしアカデミー賞最優秀作品賞は
シン・ゴジラ」と「レヴェナント 蘇りし者」
に授与ということにします。
本物のアカデミー賞では、2作品同時に最高賞受賞ってこと
これまであったんですかね(^^)?

今年はスクリーンで50本、DVDなども入れて計100本以上は
また映画を観たいなとおもいます。

シン・ゴジラとレヴェナントを超える感動を
与えてくれる作品との出会いをたのしみにしてます。
いまのところ
「メッセージ」に なんだかちょっと期待してます。

www.message-movie.jp


なんといってもジェレミー・レナーがでるし、
あと、「灼熱の魂」の監督が メガホンとったときいているので。
傑作の予感がします。


2016年にわたしをたのしませてくれた映画たちありがとう。
永遠に愛しています。