BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

なんとか診断的なもの/家計簿は必要か/映画の感想-「夏の終り(2012)」-161009。

このまえ、
ある本を購入した。
人それぞれの性質に合った
ストレス解消法をみつけて、
仕事や生活に役立てよう、
というものだった。
世の中いろんな人がいるので、
ストレスのたまり方や
「どんなことをストレスと感じるか」や
どうやってストレスを解消すれば
効果的か、は人それぞれ違う。
だから自分がどんなタイプかを確かめて、
そのうえで効果的な
ストレス解消法をチェックしよう!
という説明には、
なるほど、とおもわされた。

せっかく購入したので、読んでみた。
けど、自分の性格傾向とかにかんして
とくに新たな気づきが
あったわけでもなく
思考様式を変えてみるとか 
丹田呼吸法がどうとかみたいな・・・
「どこかで前にも読んだな」的な
結論にたどりついただけであった。

でもたしかに、
「わかっているかどうか」と
「実践しているか否か」は
ちがうからな。
「なーんだ。つまんないの」
で終わるのではなく
実践してみることが
だいじかもしれない。

ただ、
最初の、セルフチェックの段階。
カテゴリごとにいくつかの質問が
用意されていて
すごくそう思う
まあそう思う
あんまりそう思わない
みたいなかんじに
回答していき 共感の強度に応じて
点数をつけておいて
いちばん点数が高かったカテゴリが 
自分のタイプ・・・というやつだ。

人間、自分のこと
そんなに正確にわかっているのかな。
自分はこうだとおもっていても、
本当はそうでもないのかもしれないし
こうでありたい、
こうだということにしておきたい
という願望が 
セルフチェックに影響しないとは
言い切れないとおもうのだが。 
自分のことは自分が
いちばんよくわかってる・・・って、
ほんとにほんとなのかなあ。
そうであるが、
そうでなくもあるというか。

話がいったりきたりするが。

診断結果として わたしは、
「過去を引きずりがち」タイプと
「自尊心強め」タイプとに 
だいたい同程度に寄っていた。
前者が11点、後者が12点だ。
過去を引きずりがちで自尊心強め。
正解だ。
わたしは 
遠い過去にいろいろなものを
抱え込んでいる。
生まれるところから
やりなおしたいという苦悩に
のたうちまわっている。
心の痛みや苦悩を
知識や教育を吸収することによって 
みずから分析することによって
後天的に解消しようとしてきた。
何年もそうしてきた。
だから 芯の部分はいまだに 
過去にとらわれて
しくしく泣いてたりするが
ガワの部分は 
社会活動をちゃんと送れていて
人とコミュニケーションもでき
仕事もまじめにやり 
文化的に生きられる という
それなりの人間として形成されている。
芯の部分が「過去にとらわれキャラ」で
ガワの部分が
「わたしちゃんとできてる!」
の「自尊心強め」キャラだ。
ガワが今くらいの程度にまで
形成されたのはいつごろだったか
いまはもうわからない。
ずっとまえからこうだから。
子どものときからだ。
ガワは ガワだけれど 
これもまたほんとうのわたしだ。
分裂しているとはおもわない。 
乖離に苦しんではいない。
芯の部分をつねに見つめ続ける 
ガワの自分がいる。
このふたつのタイプです、と
コンビニで買った
うっすい自己分析本でも
きちんと答えがでたことは、
なかなかおどろきであるし
体感としては、非常に正しい。
正解だ。

正解だ、と
わたしは思うし感じる。
わたしは思うが、
それが正解かどうかは・・・。
正解だと わたしが思っていれば正解、
といっても、その根拠は
なんなのか?
根拠はなんなのか
説明してくれる人がいたとしても
それが正しいという証拠はない。
かといってまわりの人が
「イヤ、君はこうだよ」といっても
それが正しいかどうかも
やっぱりわからないしな。
そもそも正しいって
なんなんだろうな!とか。
自分の気持ちと
他者による評価の一致、ということで
いいんだろうか?
でも 嘘の自分を演じているうちに
自分でもなにがほんとか
わからなくなっちゃう
なんてこともある。
「自分」とは何なのか。
生まれた瞬間からもう 
自分てなんなのか見失うんじゃない?
生まれた瞬間から迷子。
自分はこうだ。
と、思う。たぶん。きっと。
・・・程度にしか
ほんとは言いようがない。
就職活動のときに
学生さんが決まってやるところの
自己分析 っての、あれも、
信用できるのか?
占いみたいなもんじゃなかろうか。
何度やってもまったく
同じ答えが出るとも おもえないし
自分。なんて不確かなのだろう。

・・・

家計簿の話。
一時期、パソコンの無料ソフトで
家計簿をつけていたことがあったが
やめてしまった。
めんどうだったからだが
のちに、どこかで
「家計簿をつけないと、自分がいつも
なににお金使ってる・・とか
わからないようじゃ、そもそもダメ」
って 書かれてあるのを読んで、
まったくそのとおりだよ。とおもい
自分の感覚と口座の残高が
そんなにずれてなければ
べつにいいんじゃないのかと
考えるようになり
いまや まったくつけてない。
わたしの金銭感覚は、ふつうだ。
借金はない。
人にお金をかしてもいない。
給料は毎月ちゃんと支払われる。
本ばっかり買ってしまうが
借金とかしてまで買わない。
自分がなににどのくらい
お金をつかうか知っており
口座の残高も体感的に把握しており 
実情とずれてもいない。
口座の残高が毎月劇的に
変動するようなこともまずない。
できるかぎりの貯蓄もしている。
てことで、とりあえず今は大丈夫だ。

・・・

「夏の終り」の話。

きょう、映画をみてみた。

「夏の終り」
熊切和嘉監督
2012年、日本

f:id:york8188:20190313012742j:plain

movie.walkerplus.com


雰囲気出ててよかったんじゃないかな?

満島ひかり
小林薫 綾野剛
3人とも すてきだった。

満島ひかりさんはもうすこし
昔の女性の話しかたや
立ち居振る舞いなどが 
板についてて
ほしかったような気もしたが
たいした問題でもない。

恋をしている人間の
傲慢さがすごく でてた。
死ぬ気なんかないくせに 
死のうっていわれて 
ええ、って
答えるとことか
なーんにも考えていないくせに
あなたはどんな気持ちで
ぼくとつきあっているのか、と聞かれて
「憐憫よ!!」なーんて
言っちゃうところとか
それっぽくてよかった。
あるだろうな、
こういうこと。

不倫を夫に告白して
ぶたれる回想シーンと
そのときの夫の
「女のくせに・・・」
という捨てぜりふが
なんともいえずよかった。

本妻と電話で話すシーンもいい。
あの奥さんの笑い声たまらん。
負けた!!!ってかんじだ。
この あばずれの泥棒ネコ!
なんてキレられるよりも
主人がお世話になっておりますって
にっこりされたほうが
負けた!ってかんじする。

年下の元恋人(綾野剛)との復縁が
いまの恋人(小林薫)との関係を
ふりかえるきっかけになったと
解釈する向きが多いようだが
そうなのかな?
みていたかんじ、
あんまりそういう印象は
受けなかった。

でもまあ 
感じが出ててよかった。
回想と現在と
現在の幻想との区別が
ちゃんとされていたのも
抽象を解さない
わたしのような者には
たすかった。