BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

夏の嘘はよかった。インデペンデンス・デイ・リサージェンスはまあまあだった。

きょうはすごく涼しかった。幸せだった。

おとといベルンハルト・シュリンクの「夏の嘘」という短編集を読んだ(新潮社クレストブックス、税抜き2000円、松永美穂訳)。

 

www.shinchosha.co.jp

 

ちょっとした嘘が、一番知られるとまずい人に最低最悪のタイミングで
ばれてしまったがために えらいことになってしまったり、
嘘はついてないが「言ってないこと」がいっぱいあったり、
人に気をつかうあまりスナック感覚でお手軽に嘘をつきまくったり、
嘘というか妄想に駆り立てられてしまったり、
自分で自分を長年だましてて何がほんとかわからなくなってしまった、
みたいな こまった状況におかれた人たちの
話だった。
「シーズンオフ」
「森のなかの家」
「最後の夏」
リューゲン島ヨハン・セバスティアン・バッハ
がすごくよかった。
とくに「リューゲン島の・・・」は好きだった。
ほとんど関係が崩壊しているといってもいい父子が主人公で、
でも、父親がもうかなりの高齢ということもあり
息子が、父親との和解の最後のチャンスのようなつもりで
おたがいの唯一共通の趣味であるバッハの音楽祭に父を誘い、
泊まりがけで出かける、という物語だった。
どっちかが何か嘘をついているとかいうのではなく、
また、お互いに欺き合っているとかいうのでもなく、
自分のほんとうの心をこの人には見せることができないと
おたがいに思って かたくなってしまっている父子だった。
息子がかなり辛抱強く、
また昔みたいにしたくもない大喧嘩をしないですむように
工夫しながら、それでいてけっこう大胆に
父の心を引き出そうと努力していた。
でも父は、なかなか心をみせてくれない。
「お父さんの心が見えない」的なことを息子がいうと、
「もし見せたとしても おまえはわしの本当の姿が気に入らんのだろう。」と
父が ぽろっというのが なんだかとてもいたましかった。
そういうつらい感じの父子関係はもう長年のことで、
ほんの2~3日の旅行で ほぐすことができるほど
かんたんなわだかまりではなく、
ふくみをのこす終わりかたではあった。
しかし、ラストシーンはよかった。

「朗読者」や「逃げてゆく愛」は
かたっ苦しくて難解なようなところがあったけど
「夏の嘘」はずいぶんやわらかくわかりやすいかんじだった。
それでいていままでの本より深かった。
文庫になるといいなー。


きょうは夕方から外にでて 映画館に行き
インデペンデンスデイ・リサージェンス」をみた。
ローランド・エメリッヒ監督、2016年、米国)

movie.walkerplus.com

 

もう前作から20年もたつのかー。
わたしはビデオかテレビの洋画劇場でしかみてないが
あの空を埋め尽くす特大のエイリアン宇宙船はすごくおぼえてる。
あと「今日がわれわれの独立記念日だ!」っていう最後のセリフも。
細部はよくおぼえてないが スゴい映画だったということだけは
記憶にのこっている。

今回は最初の40~50分くらいはノレなくてかなりまいった。
「けっ! けっ!」って思ったり
「その上官、浅野忠信内藤剛志のほうがよかったんじゃね」って思ったり
「それ字幕いらねえええええ!」とか思ったり
「え、なんで牛乳 わざわざ中国製?」って思ったり
ケチをつけながら見てた。
登場人物たちのことがよくわかってきて好きになってくると
だんだんノッてきてけっこうおもしろくなっていった。

アメリカ合衆国東海岸が折りたたまれるシーンがスゴかった。

クライマックスのバトルシーンを、
昼間の地球上でやってくれたのはよかった。
明るくて何をやっているのかよくわかるし。

人死にの場面をあまり露骨に描かないでおいてくれたのも可。

「リサージェンス」をみてはじめて、
自分がデヴィッド博士のことすっごく大好きだったということに
気が付いた。
あとデヴィッド博士のお父さんが、デヴィッドに
「まったく、おまえには世界が破滅しないと会えないのか!」
って言うシーンとかすごくよかった(^^)

リアム・ヘムズワースは ハンバーガーとコカ・コーラ
すくすく育ってきました的なアメリカ人青年くささが実によかった。
リアム・ヘムズワースの恋人役のお嬢さんは
哀しくてもくじけることなく自力で堂々と戦うところがかっこよかった。
どんな状況におかれても冷静さをうしなわないところがすてき。
アンジェラベイビーもかわいかった。
でもアンジェラベイビーの役 別になくてもよかった。

だが40~50分も微妙な時間が続いたのは
どうもいけなかった。
意外な展開やほかの映画でみたことないというような
モノスゴイなにかがあまりなかったのもさびしかった。
さっきもいったように東海岸がウワーっとせりあがって折りたたまれる
ところはすごかったが。
後半の盛り返しはさすがにエメリッヒ監督、というかんじですごかったが
さしひくと個人的には100点満点中70点いくかいかないかくらい。

ゲロのほうがまだ秩序がある、というくらい、
非論理的で、いくらなんでも荒唐無稽がすぎた。(^^)

「そういうのがあってくれると観る方としてはほっとします」的な
場面が ちょいちょいご親切にはさみこまれるのだが、
わたしとしては そういうのはべつにそんなに
きめこまかくフォローしてくれなくてもいい。
ああいう緊急時には そのあとどうなったかとか
あの人はどうなったかとか わからないことだっていっぱいあるだろうし。
それよりも
もっと「うおっ そうきますか!」的な 度肝ぬいてくるシーンがみたい。
冷静にかんがえると もうエメリッヒ監督は
古い部類の監督さんなのかなあとか
おもわなくもない。

でも観ているときはたのしくて とくに後半は集中して楽しめたし
なぜだか笑えて来るレベルの迫力あるシーンの連続で よかったとおもう。

つぎはロストバケーションがちょっとみてみたい。
邦画もみたいな。


はー それにしてもちまたは 
猫も杓子もポケモンポケモンだな。

わたし、
クソ歩きスマホで駅のホームから転落したり
階段を転げ落ちる人を目の前でみたとしても
もはや助けてあげないかもしれない。
すごく率直に
「滅んでくれないかなー」って
思っちゃってるわ。
なにが、と明言することはやめておくけど(^^)